「美術様式論」読書会: 「リーグル美術様式論―装飾史の基本問題」 Stilfragen, Wien 1893 (長広敏雄訳 岩崎美術社、1970)

ペルシア様式

「ほとんど独創性を欠く」

アケメネス朝古代ペルシア美術

たいして意義があるわけでないが、論旨を全うするために考察

「美術様式論」P127


meいや、大した意義があるわけじゃない・・と・・そ、そう?・・これが古代オリエント様式の締めです。いよいよ次は核心、というか著者が本当にやりたかった=古代ギリシア様式へ・・・


古代ぺルシヤ装飾で好んで用いられた文様は、ほとんど独創性を欠いている。またそれは混合芸術の長所も示していない。
その植物文様は、アッシリアの起源が明らかであるにもかかわらず、著しくエジプト化の跡がある。

「美術様式論」P134


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図43
第43図
ペルシア式笹縁
図44
第44図
ペルシア式パルメット樹
垂直におかれた上開きの鉢(萼形)
冠頭にパルメット扇形)

第43図と44図は スーサ発見彩釉塼※彩釉塼=さいゆうせん

「美術様式論」P135


結語

個々文様はロータスおよびパルメットであり、その結合法は締め金を持った弧線と渦巻型萼 アジアの地盤での先駆者の唯一無二の世界的後継者_感受的才能を減じこそすれ増しはしなかった
もっともわずかな参与しかしなかった民族
ギリシア美術の開花期と同時代にいたため、全オリエント的なものの典型とされた(過大評価された)
そのお蔭はサッサン朝ペルシア文化および美術まで被った

「美術様式論」P136


me 次はようやくにして、 ギリシア美術美術における植物文様の考察ですが 2010-10-09
ここまで、「植物文様の始原と唐草文様の発展」のAとして、古代オリエント様式62ページ分読了。
・・
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Wikipedia( Persia 漢名は波斯(はし) 現在のイラン)
http://en.wikipedia.org/wiki/Susa


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