唐草図鑑

西洋美学理論の歴史と展開

百科全書(フランス)

かのポンパドール夫人 Madame de Pompadour (1721-1764) とは・・ mistress of King Louis XV.・・このような、文化・芸術の保護者であったという・・

Pompadour
ポンパドゥール侯爵夫人の肖像(1755) ルーブル美術館所蔵
Maurice Quentin de La Tou (1704-1788)の代表作 


ディドロというと、百科全書派である、くらいなことしか頭になかったのだが 1713年生まれで生誕300年となり大いに見直されているようだ・・・ポンパドール夫人より8つ年上で、ポンパドール夫人は43でなくなったのですね・・・・
ロココというそういう時代の雰囲気も分かる絵画ですね。

百科事典

(Wikipedia)

一般に「世界最初の百科事典」と呼ばれているのは、フランスのダランベール、ディドロ、ヴォルテール、ルソーらが企画した『百科全書』 (L'Encyclopédie)

(それ以前になかったわけではない)下の表紙を見れば分かるが、有名人であるから名が出てくるわけで、ヴォルテール、ルソーの企画だったわけでは全然ない。

紀元前2世紀頃から古い書物を収集し、その内容をまとめることが行われた。代表的なものにプリニウスの博物誌がある。

まさに!また・・アジアを見ると・・

『三才図会(さんさいずえ)』:中国の類書。明の王圻(おうき)編、14部構成・全106巻1607年に完成、二年後に刊行された。日本ではこれに倣い、江戸時代の1712年、寺島良安による『和漢三才図会』

中国の1607年というのは、150年も早かったのでは・・(Wikipedia)

百科全書

『百科全書』は1751年から1772年までに全28巻(本文17巻、図版11巻、その後補巻・索引が作られた)

『百科全書』 の表紙

仏蘭西百科全書の前史

『百科全書』の出版は、イギリスのイーフレイム・チェンバーズによる『百科事典』 Cyclopaedia (1728年)に刺激され、企画された。

(PDF)鷲見洋一
『百科全書』の初期段階、チェンバーズの小型「サイクロぺディア」の役割 

鷲見洋一
『百科全書』と世界図絵   岩波書店 2009年

ディドロはモンスター(monstre 異形ののもの)の話をしているのだで・・大いに図が見たいです・・

セイレーンやヒッポグリフやファウヌスやスフィンクスやキマイラや有翼竜・・も!?


百科全書序論

百科全書序論は、18世紀フランスの科学者ダランベールによる二部構成の哲学論考。 1751年に初版発行した『百科全書、または学問、芸術、工芸の合理的辞典』に収録。

『百科全書』の目的が二つあり、一つは「百科全書」として、人間知識の順序と連関とをできるかぎり明示すること、二つめは、「学問、芸術、工芸の合理的辞典」として各学問および各技術について、それの土台たる一般的諸原理、およびそれの本体と実質をなす最も本質的な細目を含んでいることと述べる。

学芸の復興期(ルネサンス)からの諸学の歴史を主にこれらの諸学に貢献した代表する人物を挙げることで語っている。

Wikipedia
Greuze Portrait of Diderot
『ドゥニ・ディドロの肖像』(1766)モルガン・ライブラリー蔵
 byジャン=バティスト・グルーズ (Jean-Baptiste Greuze, 1725 - 1805)

百科全書の「美」の項目(三種の美)

ウィキソース 「百科全書」原文
Denis Diderot et Jean le Rond d’Alembert Liste des auteurs Encyclopédie, ou Dictionnaire raisonné des sciences, des arts et des métiers 1751 — 1772
BEAU

「実在美」・・存在論的に、ある種の絶対性を備えている美が実在している

(美の超認識主観的な実在性を論定)
「知性(entendement)の内に関連の観念を呼び起こすために必要なものを、己れ自らのうちに含んでいるもの」

「知覚されたる美」・・主観(「私」)との関わりにおける美・・実在美に認識論的限定を加えたものにすぎない

「相対美」・・実在美の序列の一部分を経験のうちに切り取って再構成した場面における美

「美学と芸術学研究」P245(青山昌文 2013)
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/...pdf

哲学、体系、自然状態、自然法、 政治的権威、主権者、親権、平和、 マニファクチュール、奢侈、力学、技術、 慣習、インタレスチング、

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大阪府立図書館蔵フランス百科全書 図版集

「フランス百科全書の研究」桑原武夫編 岩波書店 1970年
「百科全書」ディドロ ダランベール 編 桑原武夫訳編 1979年(岩波文庫)
「百科全書」J.プルースト[著]平岡昇 市川慎一 訳 岩波書店 1979年

京都外語大図書館が所蔵するこのパリ版の初版本

※名古屋大学付属図書館『百科全書とその時代展』(1999)
http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/event/tenji/1999/pamphlet.pdf

もっとも真実らしい意見が優位になるまでは徹底して様々な異なる考えを対峙させることを、ほとんど方法論的に選択している。そして、こうした科学的真理の追究を怠らない一方で、相互に矛盾しあった複数の言論が共存するという事態を積極的に認める「寛容」の精神が、編纂者・寄稿者たちの間に定着していた

http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/../TGT030622_encyclopedie3/

(以下再掲)

ディドロ(Denis Diderot, 1713年 - 1784年)

[百科全書派・ 最も早い唯物論者]
『百科全書』の編集・執筆・・「徳と労働は父祖の記録である」
ミーメ―シス(模倣)の美学
美とは自然の新なる本質と同一ものである。真・善・美の三位一体
イデアルという形容詞を「理想的」という意味において用い始めた最初期の一人

「カント以降の近代美学の立場から見るならば、理解しがたいものと思われる美学。美学においても近代をいかに乗り越えるべきかが大きな課題。その乗り越えにあたって、大いに省みるべき美学の一つがディドロ美学に他ならない。」  ((青山昌文))

「模倣とは、ある対象の人為的な再現である」(百科全書) 「美しい人間とは、個体の保持(conservation)と種の繁殖という二つの大きな機能を、可能な限り最もたやすく果たすように自然が形成した人です」(ヴォラン嬢宛の手紙)
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