唐草図鑑

西洋の芸術

メルジーナ(メルジューヌ)のイメージ

  
Sculptures in Munich

Melusinenbrunnen Karl-Preis-Platz Adolf Rothenburger 1939 Muenchen-4.jpg
"Melusinenbrunnen Karl-Preis-Platz Adolf Rothenburger 1939 Muenchen-4" by Rufus46 - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via Wikimedia Commons.

 
『イメージ・シンボル事典』 ( p424)より以下引用

Melusina (メルジーナ)

アルバニアの諸王の先祖である妖精またはニンフ。アルバニア王エリマスと妖精プレシネPressineの娘で、母を虐待した父を山に閉じ込め復讐した。このため、彼女は土曜日になると腰から下が蛇に代わるという罰を受けた。
土曜日には彼女の姿を決してみない、と約束する男と結婚して初めて、呪縛を解かれることになる。彼女はそういう男を見つけ出し、金持ちにしてやったが、男は彼女の様子に好奇心を抑えられず、ある土曜に彼女の斎戒沐浴(豊穣の月女神の沐浴に相当する)を目撃してしまった。これに気がついた彼女は蛇に姿を変え逃げ去った。

『イメージ・シンボル事典』 ( p424)より以下引用続き
のちに彼女は頭に冠をつけ、2つに裂けた尾を持つセイレン(人魚)の姿を取る普通の海の精となった。 彼女は災難が近づくのを悟ると3度叫び声をあげる。
(以下略)
⇒mermaid

 こういうページがありました・・
http://www.pitt.edu/~dash/melusina.html
http://en.wikisource.org/wiki/Curious_Myths_of_the_Middle_Ages/Melusina 

神話類型として、見るなのタブーが見受けられる(Wikipedia)

『イメージ・シンボル事典』 (p426)より以下引用

mermaid(人魚)

1.人魚の生息地は海であるが、その本質は人間に近い存在である。また女の人魚(mermaid)と男の人魚(merman)との間には、はっきりした区別はない。


2.昔は、どんな生き物にも、それと対応する生き物が他の領域(たとえば水の中)に住んでいるという説があり、このため人間に対応する人魚の存在が信じられたのであろう。それゆえ、海牛(sea-cow)、海馬(sea-horse)、海ライオン(sea-lion)、はては海の司教(sea-bishop架空の存在)までもいる。またこの説の必然の結果として人魚にも男女の別が存在することになった。


3.アフロディテ神話は原型的な人魚(海―母―生殖)伝説の名残であろう。
人魚は手に鏡(=自覚、月面、水面、または虚栄心そのもの)と櫛(=楽師として「髪の弦をかき鳴らす」道具、または無常)をもち、金髪(=海藻、または水面に照り返す太陽光線)である。


4.魚(体)神の起源は大変古い。バビロニア神話のオアンネス(Oannnes)は啓蒙神で、昼間は陸に上がって人間に技芸と農業を教え、夜になると海へ戻った。この髪は聖書に出てくる半人半魚の主神だごン(Dagon)の原型になっているので、洪水ー魚ー英雄という連想のあるノアと関連があるかもしれない(Dag=fish,Noah=Oan(nes))ノアはブドウの木の栽培を広めた文化英雄でもある。(以下略)

象徴

  魔法の歌を歌う能力
誘惑する力
官能的悦楽・・『動物寓意譚』(Physiologus)に出てくる人魚は『肉欲による魅惑、または物質を象徴する
命取りの誘惑
居酒屋、宿屋の看板に描かれることが多かった。
中世・・聖クリストフォルスと一緒に描かれることが多い、彼はキリストを肩にかつぎ、魚は女をのせている
人魚は古くは印刷業者の看板に描かれた
心理学:ユング・・女の水魔、メルジーナ、木の精、魔女(Lamia)、夢魔(succubus)などはすべてアニマ(アニムスの反対概念、男の魂の抑圧された女性的な部分)の現れ 人魚の歌=a.自然と芸術に対する研ぎ澄まされた感受性、美の化身 b.存在しないもの

flickrの魚人魚ニ尾 Fish-sirens - two-tailed 色々https://www.flickr.com/groups/1102568@N24/pool/

ディズニ―・シーのBMTのセイレンhttp://dinkomanga.cocolog-nifty.com/

メリュジーヌ―蛇女・両性具有の神話
/ ジャン・マルカル著 ; 中村栄子, 末永京子訳. -- 大修館書店, 1997.

尾形希和子著『教会の怪物たち』、または『イメージの解読 怪物』へ戻る 


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