唐草図鑑
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ヒョウ leopardとpanther


leopardとpanther

a feline大型猫科動物・・・
・・ライオン ・・ヒョウ ・・レオパルド ・・パンサー ・・チーター ・・ピューマ
動物としてのその違いがよくわからなかったので、詳しくは こちらへ
象徴として、豹には、パンサーpantherとレオパルドleopardがあって、世界シンボル事典ではパンサーの方がタイトルのヒョウとして出てくるが、 イメージシンボル辞典の方はパンサーとレオパルドは 別々の項目になっている。
ここでは、事典類の項目立てなどから、ネコ科動物全体を概観してみます・・

「サイン・シンボル事典」p62 百獣の王ライオン
東洋の獅子
紋章のライオン
聖ヒエロニムスとライオン
ジャッカル(犬)

「イメージ・シンボル事典」 ライオン・獅子lion 狛犬
虎tigar
オオヤマネコlynx
猫(ジャングルキャット、黒猫)
スフィンクス
ヒョウ
世界シンボル事典 オオヤマネコ
狛犬
スフィンクス/スピンクス
トラ

ヒョウ
ライオン/獅子
動物シンボル事典 グリュプス(グリフリン)
スピンクス
ジャガリオン
とら(虎)
ねこ(猫)
パール(サーバル)
ひょう(豹、パンサー)
マタゴ(黒猫)
マンティコール(マンデュース)
ライオン(獅子)
リンクス(大山猫)
「古代エジプトシンボル辞典」
ライオン
「エジプトの神々事典」 二頭のアケル
バステト
セフメト
レオンセファル(ライオン頭)の女性
神聖動物誌(巻末リスト)
チーター

ライオン
「西洋シンボル事典(キリスト教美術の記号とイメージ)」 獅子
グリフィン
毛皮
毛皮の衣

獅子
獣帯記号
スフィンクス
ダニエル(獅子の穴)
ラトラモルフ(四形態)
ねこ(猫)
美徳のシンボル
ひょう(豹)
復活のシンボル
マリアのシンボル

leopard

ヒョウleopardはピューマと同系で、シンボルをともにする。
語源的には、leo-pardusという名称は、ライオンとピューマの合の子という、想像上の動物につけられたもの

イメージ・シンボル辞典P391


leopardヒョウの皮を着たハトホル:月の3つの側面(新月ー満月ー旧月)と関連する運命の女神

panther

チーター、ヒョウpanther pan(汎)+thos(神)の地口あり
雌は「まだらの貴婦人」と呼ばれ、雄は、「パルド」と呼ばれる

「イメージ・シンボル事典」 P483

象徴・シンボルから見る

パンサーpanther

チーター、ヒョウpanther pan(汎)+thos(神)の地口あり

「イメージ・シンボル事典」 P483

      
(中世の動物誌から)
パンサーは一種の豹であるが、動物誌においては、ヒョウと混同するわけにはいかない。象徴的には、パンサーはヒョウの女性的側面である。 豹が残忍なのに対し、パンサーは温和である。
『フィシオログス』(*1)は、パンサーもドラゴン以外のすべての動物と仲の良い、この世でもっとも愛すべき動物として紹介している。
パンサーは、食事の後、三日三晩眠り続ける習性があり、目を覚ますと、甘い香りの息を発散するので、人々は皆、どうしようもなく、この動物の方に招き寄せられてしまう。
官能的快楽のシンボル
ダンテはこれをさらに推し進めて、『神曲』の中で、これを色欲のシンボルとしている。
しかし中世にの人々は依然としてパンサーの愛好者で、パンサーをキリストのシンボルとした。

この辺り、どうもこちらには、ヒョウとライオンは区別がむずかしい


パール

(中世の) 当時の著作家は、パンサーを、パールと雄ライオンの不倫(?自然に反する交わり)によって生まれた雌豹だとみなしていた。
英語serval
パールは動物学者にとってはアフリカ産の野生ネコ、サーバルの俗称
毛皮猫とも呼ばれる
古代人は、その体長が1メートルもあるので猫とはみなしておらず、
豹の一種と見なしていた。
豹(léopard)という名は、
ライオン(leo)とパール(pard)との合成語である

動物シンボル事典 p272

→キリスト教関係の、ヒョウの芳香、パールの悪臭の話はこちらに

「イメージ・シンボル事典」 P483

pantherをチーターとしている


ディオニュソスは平和時には紫の衣を、戦時にはpantherチーターの皮衣を着た。また乗り物をpantherチーターがひいた
回春の呪術:古代エジプトのファラオたちは若返りのために、初め(チーターの毛皮の中を潜る)儀式を行ったが、のちには腰のまわりにチーターの毛皮を巻くようになった(→skin)
      
ウジャトの目
目の下にある渦巻きの形の涙の線は、チーターの顔にある線に似ている。 古いエジプト神話では、毛皮に星のような斑点があることから、 チーターも天空と結びつけられていた。

古代エジプトシンボル辞典P.43

(ホルスがいやされた目を父オシリスにささげたという神話のエピソードが、供物をささげる行為と供物そのものの原型となった。)

「古代エジプトシンボル辞典」p45


地母神とライオン



地母神像
(photo by  http://en.wikipedia.org/wiki/Museum_of_Anatolian_Civilizations


Wikipedia.en.では、The figurine found at Çatalhöyük, (Archaeological Museum, Ankara), dating about 6000 BCE, is generally conceded to depict a corpulent and fertile Mother Goddess in the process of giving birth while seated on her throne, which has two hand rests in the form of feline (leopard or panther) heads.
(肥満して肥沃な母神)

マフデトとライオン

Web検索:
Wikipedia(english)http://en.wikipedia.org/wiki/Mafdet
Mafdet's head on the bed where Sennedjem is placed

(In art, Mafdet was shown as a feline, a woman with a feline head, or a feline with the head of a woman, sometimes with braided hair which ended in the tails of scorpions.芸術作品では、Mafdetはネコ科の動物、ネコ科の動物の頭の女性、またはしばしばサソリの尾に終わった編んだ髪で終わる女性の頭があるネコ科の動物としてしめされました。)

※a feline「ネコ科の動物」

Web検索:
Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/エジプト神話
マフデト (Mafdet):チーター頭の女神。法の下での裁きの執行、有毒生物からの保護を司る
http://www5b.biglobe.ne.jp/~moonover/bekkan/god/mafdet.htm
[ヘビとサソリを屈服させる、大型の猫科動物、イクニューモンを象徴とする女神。]
??イクニューモン??⇒??・・

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