唐草図鑑

華唐草

花の図像学/博物誌
花文様 装飾の美術文化

花のブルータイル

Twin Kiosk tiles Topkapi.By Gryffindor, via Wikimedia Commons
イスタンブールのトプカピ宮殿で、君主の住んでいたツインキオスクのインテリア


華唐草


me 唐草文様に惹かれ「唐草図鑑」を作ってきましたが、 ギリシアのアカンサスキヅタ、 エジプトの ロータスブドウ 中国のボタン、中東の ナツメヤシ、アジアの 生命樹 ……ときて、 このところは、唐草の根源を求めて、ギリシア・ローマから、 遡って、エジプト美術の図像の深いところに入り込んでいました。
さて、ここで一度、時間を進めて概観したい。

京都芸術大学佐野敬彦教授「装飾の博物史」(フジアート出版1991刊)より

王侯・貴族の文様としては、最も豪華な花である、薔薇、チューリップ、
カーネーション、ユリ、芍薬、さらに蘭
といったものが圧倒的だった。
領主・貴族は豪華で重厚な装飾を重視した。」


「産業革命の結果現れた新しい中産階級(実業家)のための新芸術、
アール・ヌーヴォーは、もっと軽快で自然への感動を素直に表すものであった。
植物のしなやかな曲線、特に新芽や日に日に伸びていくつるなどを形にしていった。
花物の片隅にひっそり咲くものが見直された。
タンポポ、すずらん、ひなげし、野菊、睡蓮、そしてスミレなど。」


meいままでこの「 唐草図鑑」にこれらの花がなかったのは、アール・ヌーヴォーまでは、
花は花文様そのものであって、
唐草文様であるとは、あまり感じられなかったためです。
それに、花・植物に対する文学的な話(主にギリシア・ローマ神話からの)は、あまり人口に膾炙して、陳腐化し、それををたどる事に大して意味のないことのように思えた。
この機会に、別の視点(花の図像学/博物誌、 装飾の美術文化)からみていきます。


meちなみに、「アンテミオン」は 、ギリシャ語 anthemonから、anthosは花という意味(文様用語:アンテミオン
「忍冬文様が実際の植物のスイカズラから出たかどうかは問題外で架空の吉祥蔓文様となって様々な花を咲かせては、別の名前を獲得していく。」
(世界文様事典P32 西川ハルオ)
「花唐草」は、『花文様』と『アンテミオン(架空の吉祥蔓文様)』に関係があるが、それそのものではないということになりましょうか。
以下に見てみたい。 


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