唐草図鑑
聖樹聖獣文様

獅子・蛇

蛇に巻かれた時間の神

山羊の脚を持つミトラ教クロノス


キュモンの『ミトラの密儀』の表紙


「ミトラの密儀」 フランツ・ヴァレリ・マリ キュモン、Franz Valery Marie Cumont著 小川 英雄訳 平凡社(1993年)刊
訳書の表紙と図版Fig.12の図像
モーデナの彫像。山羊の脚を持つミトラ教クロノス。 錫杖と雷霆を手に持ち、火炎を発する卵殻の半分づつにはさまれている 胸部には魔𤸎宮、金牛宮、白羊宮の象徴が見え、 両肩から三日月がつき出ている。 黄道十二宮が取り巻き、 四隅には四方位の風神
アイオンはAionと表記されており 口をあけている、とあります(?)


松岡正剛さんのサイトよりフェルスマーレンの著
キュモンの表紙の図像とは違うように見えます




(モデナ博物館蔵)
ジョゼフ・キャンベルの「http://www.museimodenesi.it/musei/pag13.aspx


神話のイメージ」Fig.29と同じもの。
ここでは 「世界卵から生まれるパネス」と書かれている。(図29)

解説によればオルペウス教の浮き彫り、ハドリアヌス朝117-118年の作
モデナ美術館: イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州モデナ
ボローニャから列車で30分ほど行けるモデナにある エステ家のコレクションを展示している美術館 (エステンセ美術館 18世紀に建てられたエステ家の総合博物館Palazzo dei Museiの中にある)


ブレイクが描いた、ヨブの幻視した神の像(p12 fig.と同様、この神の足も、隅蹄である。
そして体はヘビに巻きつかれ、ヘビの首が神の頭の上にある。
神は、右手に雷霆を持ち、左手には使者の杖を持っている。
有翼の神であり、神が生まれる玉おGのからの中は、炎が燃えている。
むねにはらいおんのかめんが、そして神の左側からは雄ヒツジが、右側からはシカが頭をのぞかせている。
別名「アイオーン」ともいわれその場合は「年の神」である。
パネスの場合は、「光り輝く神」である。
パネスが、牧神パンと同様、山羊の足をしているのは、図像学的に見て興味深いことである。(p34キャンベル)

ジョゼフ・キャンベル「神話のイメージ」p12 fig.6
ヨブの幻視 ウィリアムブレイク
蛇に絡まれた神の脚は隅蹄



William Blakeウィリアム・ブレイク(1757-1827)
The Book of Job(11) Job's Evil Dreams 1805~
ウィリアム・ブレイク「『ヨブ記』挿絵」三重県立美術館

世界卵

ヤコブブライアントの Orphic卵(1774) by Jacob Bryant (1715–1804)
ド・フリース「イメージ・シンボル事典」p203 Egg

錬金術:卵と蛇は、創造的英知に巻きつかれた生命の永遠の胚をあら合わす
象徴:卵を割って出ることは二度目の誕生を表すことから、通過儀礼(成人式)を意味し、完成を表すリンゴと対立する

http://en.wikipedia.org/wiki/Hermaphrodite

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