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渦巻文:螺旋 spiralスパイラル・屈輪ぐり
・・と「ヨーロッパの文様辞典」にもあるのだが(視覚デザイン研究所編) 一応、唐草文様の前段階というものはそのような ものであるとして、しかし…ここで、 もっと根源的なものとして、渦巻き文を見てみたい。 渦巻き文様は、「ぐるぐると渦を巻いている文様」だが、
漢字では 屈輪と書くらしい http://www.aisf.or.jp/~jaanus/deta/g/guri.htm (Japanese Architectural andArt Historical Terminology compiled by Dr. Mary Neighbour Parent) ---------------------------------- 「広辞苑によれば」、ということはともかく、 「ぐりぐり くつ輪くつ輪」と言うのは・・笑いましたね・・ 辞書引いて笑ってから、11ヶ月たって、ようやくまとめます・・
この太古の石は、
ここで、漫画の魔方陣グルグル(後藤ヒロユキ エニックス刊)を 思い出した。
渦巻き模様の石上の石の模様は何か・・根源的で謎・・・・また魅力的… 少し検索してみます。
http://www.bamjam.net/Ireland/Newgr.html http://www.tipp.ie/newgrang.htm ⇒描かれている文様がよくわかります http://www.users.bigpond.com/kirwilli/dolmen/newgrange.htm ⇒置かれている状況がよくわかります http://www.knowth.com/newgrange.htm 解説まとめ:ユネスコ世界遺産 アイルランド ニューグランジ Ireland Newgrange ダブリン近郊(北西約60km) ケルト以前、約5500年前の巨大な墳墓群 http://www.stonepages.com/home.html 石のページ(ENGLISH)です http://island.site.ne.jp/fairy/culture/decolate.html 見るべき解説 墳丘墓(パッセージグレーヴ) ニューグレンジには、複雑な装飾が見られる。 横穴の内外に施されている精緻な彫刻は、 主として螺旋、山形、菱形などから構成されており、 これらの文様が、 後にやってきたラ=テーヌ時代のケルトの職人に 多大な影響を与えたと考えられている。 ニューグレンジの存在自体が、 彼らにとっても重要なもの (一説には、ターラと並ぶ重要な「妖精塚」と考えられていた) と され、 多くの伝承物語に登場する。 |
クレタ文明ーギリシアで最も古く栄えた文明 「想像力豊かな宮殿壁画と彩画陶器 幾何学文様では、様々なン渦巻文が多く採用され、 ロゼット、波状文、ジグザグ文なども使われた。」 (ヨーロッパの文様事典)
ミノア文明=クレタ文明(ウィキペディア(Wikipedia)崩壊は紀元前15世紀初め) クノッソス宮殿の玉座の間の壁画 (紀元前2800年ごろから紀元前17000年ごろ建造)
女王のメガロンと呼ばれる部屋の入り口の イルカのフレスコ画の下部に渦巻き文がある http://www.geocities.jp/rihoh/eige-8.jpg http://www3.plala.or.jp/keiko-ev/02Greece/3-knossos-a.html http://web.kyoto-inet.or.jp/people/okabe04/greece6.htm ミケーネ文明遺跡出土品 UNESCO世界遺産指定・Mycenae http://pws.prserv.net/jpinet.okeiji/1987gre-peri.htm 渦巻 紋様を施した3個の金製カップ(ミケーネ宮殿出土) 紀元前1550年頃 |
ピュクシス 前2500年ごろ マロニア出土イラクリオン考古博物館蔵 平鍋形土器の文様 太陽を中心に四つの渦巻く大洋があり、 大魚が泳いでいるという世界観を示す。 BC3000ごろギリシア、キュクラデス諸島出土 アテネ国立考古学博物館蔵National Archaeological Museum of Athens カマレス式ピトス(大壺・陶器 ミノア時代独特 BC1800年クレタ島ファイストスPhaistos出土 イラクリオン考古博物館蔵 黒や茶色地に赤や白で直線や波あるいは渦巻き文様で彩色された土器、 ミケーネ土器は優美な曲線と精緻な線形文様を特徴とする土器 http://www17.tok2.com/home/tabi65/gall/iseki/giri/kuno/2.jpg (旅たびenjoyさんによるお写真) タコ文様もクレタ島
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土器というと… (世界文様事典で紹介のものは) 縄文時代の波状口縁深土器 市川市堀之内遺跡出土鉢 弥生時代の袈裟襷(たすき)文銅鐸の渦文 兵庫県辰馬考古資料館 |
「世界文様事典」(西上ハルオ著創元社1994年10月刊 p199) 「渦文、渦巻文様と呼ばれるものは、各地の民族衣装にも多い。 呪術的要素が強く、原始本能に訴える力強さを持っている」とある。 |
古代メソポタミア、古代エジプト、インカ、 いずれも神秘的な螺旋模様をもつ。 NEXT⇒ |
「世界文様事典」も挙げられている、渦巻き文の例
渦巻き型波文水さしBC15世紀(クレタ島) 渦の中にロゼット 壁画(クレタ島) ギリシア ミケーネの連続渦 ポンペイ一世紀後半の文様 仏教の開祖釈尊の頭 5世紀サールナーと出土の仏頭 北アメリカの三角渦巻文 |
ケルトの文様 ・ ケルティックデザイン史概説: (ボウディッカ) ・http://www.celtic.or.jp/front.html日本ケルト協会 |
アイヌ文様渦巻き文様のツノ http://homepage3.nifty.com/field1/subk24.htm- |
first updated 2003/11/04(Tue) 22:50:44 No.81
2005年 9月13日(火)
2006年