唐草図鑑


「むすび」の図像 

中西進『ひらがなでよめばわかる日本語のふしぎ 』(小学館2003年7月刊)なのだが、唐草がでてくる部分がある。
「むすぶ」ことは生命の誕生や永続性につながると、日本人は考えていました。だからこそ、「むすぶ」と、生産の神「むすひ」との間には、同じ「むす(生す)」の思想が共有されていたのだと思います。「むすぶ」ことは、新しく誕生する命の永遠を願う信仰でした。 (p146)
永続性の象徴としての 「むすび」は、図象にも数多く残されています。 
唐草や雷文など、複雑に入り組みながら続く連続模様や、ケルトの組紐模様には、外へ外へと限りなく広がる永遠が表わされています。 (p147)
また無限大を表す記号「∞」や、いわゆる五芒星「✯」は、一筆で何度でも描き続けることができる、終わりのない図形です。 (p147)
「むすぶ」ことは、永遠への祈りを込めた、特別な価値を持つ行為でした。(p149)

中西進『ひらがなで読めばわかる日本語のふしぎ』から、もうすこし。
農耕民族にとって、雷はとても恐ろしい存在でした。
雷神信仰は、世界中にその痕跡を見ることができます。
紀元前に栄え、古代ローマに滅ぼされたエルトリアの神は、雷神です。 また、卍のマークは「雷」を表す世界共通の印です。 「雷」という漢字は「雨」に「田」と書きますが、田は卍の変化したものです。正しくは「雨」の下に「田」を三つ書きます。 卍はインドで仏のマークとなり、ナチス・ドイツではハーケンクロイツとなります。他にも卍が元になって雷文という連続模様が生まれ、特に中国では建築物をはじめ、身の回りのいろいろなものの装飾に用いられるようになりました。 (p84)
?→もう少し吟味必要ですね~~
日本に仏教が入ってきたのは六世紀のことですが、奈良時代の終わりごろになると、各地に仏足跡といううものが作られました。なかでも有名な薬師寺の仏足跡には、このような歌が刻まれています。
四つの蛇(へみ)五つの鬼(もの)の集まれる 穢(きたな)き身をば 厭い捨つべし、離れすつべし
「四つの蛇」とは、宇宙や私たちの体を構成する四大要素「火・風・水・土」を蛇にたとえたもの。「五つの鬼」とは、仏教でいうところの「五蘊(ごうん)」で、「色・受・想・行・識」という、人間の五つの働きです。
「蘊」は積み集まったもの。邪悪なもの堆積=罪 (p141)
なかなか面白い本であった
別の視点である・・・
もう少し見て、 卍文について、さらにまとめておかねばならない・・・
現在はこの辺りである(グリーク・キー・・卍文を、太陽のマークとしている。(リーグル) ちなみに立田洋司さんは卍文を先史時代の空間恐怖との戦いの主役とする・・

me結ぶことに関する図像は、エジプトに豊富だ・・
イシスの結び目」で少し見ていたが、ここでまた見てみたい。葬送の儀式のリボン・・また、チェト、アンク・・・
オシリスを縛っている図


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