象徴 蛸 |
動物文様 | ||
クレタ・ミケーネ美術
蛸文双耳壷 前1550年ごろ クレタ島バライカストロ出土 ギリシア・イラクリオン考古博物館蔵 蛸文双耳壷前1400年ごろ ミケーネ製 Stirrup jar with octopus, ca. 1200・100 B.C.; Late Helladic IIIC Helladic (Mycenaean) 蛸文双耳壷 前1200〜前1100年ごろ メトロポリタン美術館蔵 Mycenaean artists adopted the marine motifs from Minoan antecedents. 蛸文鐙壷 前1100年ごろ アシネ出土 ギリシア ナウブリア考古博物館蔵 |
図像がみられる他サイトのなかでも必見のサイト 遺跡のトカゲさん 世界写真紀行・古代エーゲ海文明への誘い http://pws.prserv.net/jpinet.okeiji/1994-greece-iraklion.htm 「海洋性デザイン様式」のアンフォラ型容器 http://www.asahi-net.or.jp/~ts5r-ymgc/greece/greece11.htm クノッソスThe Palace of Knossos ミノア文明(前3000〜前1400年)の中心地 イラクリオン考古学博物館 Anchaeological Museum Iraklion タコの絵のある壷 http://homepage2.nifty.com/kzzzo/sub34.htm ミケーネ文明(紀元前1600年〜1200年)の蛸の図像 アテネ考古学博物館の「黄金の蛸」の飾り http://www.nipponrentacar.co.jp/freeroad/kai37.htm 現在のエーゲ海の島: タコが名物。干している風景 参考:クレタ文明の開設もある歴史サイト
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前1600〜前1300頃にエーゲ海を支配したクレタやミケーネ人にとって、 海の生き物は食料であり、富であった。 丸くて頭といなされる腹部をもつ点で 擬人的生物としての感覚を起させ 海の怪物の象徴となった 大プリニウスの「博物誌」にも タコが自分の触腕を食べ、しかも食べた触手は再生するという俗信 ⇒キリスト教世界で 守銭奴の象徴 近づく魚を引き寄せて捕食する ⇒誘惑者 裏切り者 悪魔 devilfishの名が一般化 西洋では海の怪物 「オディッセア」の12本足と6頭の怪物スキュラSkyllaなどと混同された さらに Pierre Denys-Monfort P・ドニ・モンフォールの大著「軟体動物の博物誌」で 船を海中に引きずり込むという怪物クラーケンの正体を大ダコと断定し 地上で最大の狂暴な生物というイメージを定着させた ユゴー「海で働く人々」1866 人間を襲うタコ J・ベルヌやH・G・ウェルズ作品も怪物としてのタコのイメージ 吸盤や触腕から好色のシンボルにも 英語octpus・・ギリシア語 オクト(8っ本)+ パス (足) |
蛸文
(佐賀県立九州陶磁文化館) 蛸唐草文様(たこからくさもんよう) 「クネクネと曲がった曲線(唐草)に点々(葉っぱの簡略図)がついている文様、 これが吸盤のあるタコの足に見える事から、蛸唐草と呼ばれている」 |
⇒ 初めはイカだったタコ |
聖樹聖獣文様 | 唐草図鑑 |