サロメの白い蓮





花にかかわる、
要注意美女集合




サロメ
リリス
べラドンナ
フローラ
マドンナ
マリア
ラプンツェル


サロメ

上はモローのサロメの絵(部分)
サロメは白いハスの花を持って、
シズシズと進み、今まさに、ダンスを始めようとしているのである。
唐草ということで、ハスの花を求めていて、
突然……困ったことになった。(^-^;))

そこにはヘロデ王が王座に座っているが、
乳房をいくつも持った大地母神が祭られた大きな神殿のようだ。
サロメはここで、妖しい官能なダンスを踊り始めるわけだが、
この花もまた、妖しい用途に使われるのだという。

モローの彫金されたような絵は美しく、
この花の聖なる意味も変わらないのだが。
解説はここまでにしましょう。(^-^;)) (2005/1/15)

気を取り直して ⇒サロメの絵(2005/01/30)


リリス

聖書を読んでいて、創世記第1章において
「神はご自分の姿に似せて男と女を作った」とあるのに
その女はどこへいっちゃったのか?
第3章でアダムからイブを作ったと、また言ってる。
これに対するヘブライ伝承として
イブの前にアダムには配偶者がいてリリス(リリト)といって
女頭蛇身で楽園の蛇なのだという・・・
美術出版社の利倉隆さんの本では、
リリトはアダムと同等になることを望んだが拒まれ
一人叫びをあげて楽園を去っていった・・・んだそうだ。
髪の美しい悪魔の仲間という。
リリトはリリスともよばれ、リリーであり、百合である。

リリスのページ


べラドンナ

「美女」である
「マドンナ」は別嬪さんのことじゃろがもし、と夏目漱石の坊ちゃんのお清。
一方「べラドンナ」は茄子科の「猛毒植物」である。
ということは、毒のある派手めな美しい女性だろうか??
検索はしない方がよさそうだ。(2005/01/30)


フローラ

春の花の女神である。
拙花のサイトの表紙を歩いている。
困ったことに、源氏名に多いのだそうだ。
テッツィアーノの絵はそちらなのだそうだ。

フローラのページ


マドンナ

「聖母」である

象徴する花はまず
受胎告知の、マドンナリリーだろうか……

マドンナのページ


マリア

マリア様を象徴する花はいろいろあるとして(バラ、スミレ)も、
マリアアザミも重要であろうか。
アザミはまた、イングランドの国花……
京都植物園に立派なのがありました。


ラプンツェル
グリム童話の塔の中の姫君。髪の長さ12メートル。
植物ではキャベツという。なぜか?

キャベツ姫


図像のページ