愛の小道具に使われた写本
ダンテ『神曲』地獄篇第5歌
愛の小道具に使われた写本・・ということだが
ポオロとフランチェスカの悲恋物語
フランチェスカ・ダ・リミニFrancesca da Rimini
「図説 本と人の歴史事典」 に載っていたのは
ウィリアム・ダイスの描いた夕暮れのバルコニーの「悲劇」
一方、ロセッティのは宗教画と同じ3面構成を取る
背景の十字の窓枠が、ロセッティにとって二人が愛の殉教者だったことがわかる・・と高宮利行さん(p63)
Wikipediaをみるとクリムトのもあった
ダンテの作品に即せば、
Gustave Doré’s illustration to Dante’s Inferno.
Plate XVIII: Canto V:
Dante is so overcome by the sad tale of Francesca di Rimini that he faints.
Yes really. And he fainted as he was being brought into Limbo, too. What is this, a romance novel? Let’s check the text:
“I swooned away as if I had been dying, / And fell, even as a dead body falls.” (Longfellow translation) – Guess so, then.
Gustave Doré (1832 – 1883)
「フランチェスカ・ダ・リミニ」(パオロとフランチェスカ):音楽とともに:So-netブログ
地獄に落ちたフランチェスカとパオロは、地獄の第二環において、永遠に黒い風に吹き流され漂い続ける
「フランチェスカよ、汝の苛責は 私を悲しく憐憫《あはれみ》に泣かしむる。しかし語れ、甘き溜息《といき》のころ何により又いかにして戀が汝におづる願望《おもひ》をそれと識らしたか」
『神曲』をイタリア人みんなで味わおうと発案されたのが、ロベルト・ベニーニのひとり舞台”Tutto Dante”
METライブビューイング メトロポリタン・オペラ最新情報 Met opera: 永遠の悲恋物語《フランチェスカ・ダ・リミニ》現地レポート
ポオロとフランチェスカが読んでいた写本に戻ると、挙げられているのは
ニューヨークのPierpont Morgan Library所蔵
散文のランスロ(Prose Lancelot)・・というが
デジタル図像が検索で見当たらないのスキャンすると、こうである
(Ⅱ-b-12 14世紀初め仏蘭西)