Vézelayの朝靄 20190617 photo byM.N.
2019年6月17日のサント=マドレーヌ大聖堂 (Basilique Sainte-Madelaine)
左側から入ります
「1859年のヴィオレ・ル・デュックの修復工事の一環として制作されたが、 この図像の下敷きとなったのは現在南外壁に放置されている✳ロマネスクのティンパヌムである。」(『ロマネスク光の聖堂』頁より再掲:解説ダーリング常田益代 p117)
✳「現在南外壁に放置されているロマネスクのティンパヌム」のくだりが気になったのだが、(現在≒2007年?)南の扉口は下のものしか見当たらなかったと思う‥
聖堂のガイドブックに「オリジナル タンパン」の位置があった.
クロイスターへの入り口(ヴィオレ・デユ・リックのミュージアム)の左手前であるらしいが、何もなかったと思う。
下の聖堂の掲示図のほうでは、中にある?
いずれにしろ、聖堂へはまずこちらからも入りました。
右側の南扉口をくぐると、そこは壮大なナルテクスだ。しかも西正面の扉口を繰り返すように、ここにも立派な三部構成の扉口があり、それぞれ身廊と南北の側廊に通じている。:解説ダーリング常田益代
ここも入ってみるとこんなで見られません(20190617)
中から西扉口を振り返る・・ こうしてみると窓が多く明るい。柱頭彫刻の方は見ることができました。
ナルテクスの中央タンパンのキリスト表現
「聖霊降誕」の一瞬
聖霊に満たされ動じる使徒と、異次元の超越したキリスト。使徒の衣文が身体を暗示するのに対し、キリストの細かな線状の衣文は、この時の「突風の激しい風」(『使徒行伝』2:2)を視覚化するかのように,「く」の字に折った膝と腰で急旋回の渦を巻き、翻る。:解説ダーリング常田益代
見られなかったものをウィキメディアで見ます・・
上:ガイド図で6の位置にある:犬頭人Cynocephaly(en.wikipedia)
下:ガイド図12の位置 大耳族Panotti(en.wikipedia)
「12世紀初頭の世界地誌」といわれる部分
途中ですが、ヴェズレーの柱頭彫刻へ(六田さんの「光の聖堂」の柱頭は別ページから)