書斎の聖人
「この作品は非常な賞賛を博したが、それは彼が聖人の顔に,高邁で難解な事柄の探求に絶えず没頭している知的な人物に特有の深い瞑想と鋭敏な繊細さを描き出したからである」(ヴァザーリ)
「的確な素描と明暗法による手の表現が、聖人の感情を雄弁に物語る」(京谷光徳
[比較]堅実な写実性 風俗画的な画面作り
(P29)
ドメニコ・ギルランダイオ≪書斎のヒエロニムス≫
1481年、時の教皇シクストゥス4世に銘によって建設されたシステーナ礼拝堂の≪シクストゥス2世≫
(システッィーナ礼拝堂とはシクストゥスの礼拝堂という意味)システィーナ礼拝道の物語部分の上部には、歴代の教皇から約30名の肖像が描かれており、うち何体かはボッレィチェッリが制作したと考えられる。
(京谷啓徳p30)
(シクストゥス2世像・・表情や身振りの近似からボッティチェッリ作説)
St. Augustine(354-430)