ボッティチェッリの聖母子像
ボッティチェッリは「ヴィーナスの画家」であるが、「聖母子の画家」でもあるといわれる・・
中で、あまり見たことのない聖母子の画を上に挙げた・・
メキシコの美術館所蔵で、ここには聖母子像は他にも別のボッティチェッリのとダ・ヴインチのものがあるようだ‥
幼児キリストは受難具を持っている・・。
こちらの聖母は≪マニフィカトの聖母≫で、これまで見てきた『もっと知りたいボッティチェッリ』(京谷啓徳著)で、最も調和のとれた美しさを示す傑作の2点の一つとして挙げられていた・・
聖母子を5人の天使が囲むが、彼らはトンド画の円形の構図に周到に収められている。
京谷啓徳p25
マリアの左手とイエスの左手はともに柘榴を持ち、マリアは右手でペンをインク瓶に挿す。
最高傑作もう一点は、≪書物の聖母≫
マリアは、ボッティチェッリ作品の常に増して憂いのある面持ちだが、それはイエスに書物の読み方を教えようとして、イエスの手にする受難具が目に入ったからかもしれない。
京谷啓徳 p24
『ザクロの聖母』(1487年、サンドロ・ボッティチェッリ)
ザクロの象徴については、キリスト教関連が抜けているので、もう一段やりたいと思います。→*https://karakusamon.com/egypt/zakuro_mi.html
なお、こちらの「聖書植物園」にも出ていないようだ・・
http://www.seinan-gu.ac.jp/shokubutsu/
師のフィリッポ・リッピの聖母子像
1465年
フィリッポ・リッピも魅力的・・ 幼児キリストは丸々としてますね・・受難具も持たない。
マリアの誕生を伴う聖母子
ラファエッロ
最後にもう一度ボッティチェリの≪マグニフィカトの聖母≫で
2018年クリスマスのカウントダウン終了、お別れです・・
Have a merry Christmas.
良いお年を。