『中国古代銅鏡史』
実は昨年2022年は、4月から半年以上、中国ドラマというものにはまっていた。
豪華の衣装にも驚いたが、
年末には、2023年の干支の兎をしらべて、月兎というものを再度見ていた・・
アドヴェントカレンダー20221216の頁の
<参考文献>
孔祥星・劉一曼 1991『図説 中国古代銅鏡史』海鳥社
上記は購入した(まだ読んでない)
下記を図書で読み始めた。
来村多加史 2008『高松塚とキトラ』講談社
図が色々あって興味深い。
(キトラ古墳と高松塚古墳の太陽(日輪)と月(月輪)の表現)
被葬者のタマシイに永遠の安らぎを与えるならば、太陽と月は欠かすことができない。なぜなら、日月の運行が永遠に繰り返される普遍の日々を物語るからである。(p112)
中国では早くも前漢時代の墓室壁画に、太陽を天井の東、月を天井の西に描いた例がある。(p112)
日月を表現する作法は墓室壁画に限って見られることではない。
こんべんという皇帝の礼服に太陽と月をあしらう伝統があった。
皇帝の玉体はこの世界そのものであるという発想から、東方を表す左肩に日輪、西方を表す右肩に月輪を刺繍した。
以下途中です・・・
日月と平行線の組み合わせはは上や下に移動している最中であることを示すデザイン(p118)
・・なるほど・・
キトラ古墳の月輪には桂樹を中にして両側に兎と蛙を配する、いわばお決まりのデザインが描かれていたことがわかる。(p123)
この桂樹についてもう一度確認しておきたい・・
月に生える桂樹(日本ではモクセイのこと)で、切り倒してもすぐに復旧する強靱な回復力があると信じられている。
『図説 中国古代銅鏡史』海鳥社の方、この図はないが、
月宮図は他にも載っていたので、後ほど・・
話がそれるが、中国ドラマの「則天武后」を見たいと思う
玉虫厨子の日輪はこれであったか、と・・
ちなみに10年前に見ていたようだが、直しが必要ですね・・
中国文化・・・今さらだが、奥深いのであった。さらに続けたい。
※2022年6月3日過去ページに追加(中国の頁インデックス) 中国の唐草:纏枝