聖樹聖獣文様
ようやく中国文様に
まだまだエジプトを、という感じもしますが、
エジプト埃及・ギリシア希臘一時休み ・・
ところで、
中国文様用語ですが、参考の
「世界の文様(3)中国の文様」(小学館 1991刊 今井敦・救仁郷秀明著)で、ざっとみたところ、
項目は80ほどありますが、これには陰陽がありません。これって
ラーメン模様(雷文)同様、これぞチャイナというイメージだったのですが?→ラーメン文の始まり?
この件は置いておいて、80項目を次のように分けてみることにします。
雲気文 | 古来、雲は天の意志や吉凶をあらわすものとされた。
一般に瑞祥として用いられる 戦国時代に始まり、漢代には流雲文、南北朝には唐草文と融合した形式も現れ、唐代には霊芝雲や如意雲文も出現 |
唐草文ー纏枝 | 花と葉のついた蔓が律動感のある曲線を描く文様。中国から伝わったので、日本では「唐」という語か冠せられている |
虁文 | 虁…伝説の龍に似た獣で、蛇の胴に大きな目、一角、一足がつく。基本的な形は商末周初の青銅器に見られ、時代とともに変化。口の部分の表現により夔文龍、夔鳳文の二つに分類される。 |
虁龍文 きりゅうもん | 両顎が上下に反りかえったもの |
虁鳳文 きほうもん | 口が鳥のくちばしのように下に曲がったもの |
蟠螭文 ばんちもん | 複数の龍の形の獣文が細長い身をくねらせて絡み合う文様。春秋戦国の青銅器に見られる。 |
霊芝 れいし | サルノコシカケ科。形が崩れにくいことから吉祥文として用いられた。徳のある為政者が出た時に生じ、服用すると長寿をもたらすとされる。 |
雷文 | 方形ないし円形の渦巻き文様。青銅器、陶磁器によく使われる。 |
萬字ー卍文 | まんじもん卍形。インドの諸宗教で吉祥をあらわすしるし。らい門が変化したものとも、古代ギリシャの万字文=メアンダーが伝わったものともいわれる。仏教関係の建築・工芸によくみられる。 →卍文( 先史時代の鉤十字) |
屈輪 ぐり | 元から明代の彫漆に多くみられる。霊芝雲や如意頭(?)文に似た渦巻き文様をさす。日本での呼称。 *如意[ 頭」文 |
饕餮 とうてつ | ◆饕餮文 中国神話の怪物。体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔などを持つ。 四凶(wikipedia) 渾沌、窮奇、饕餮、檮
杌『春秋左氏伝』文公18年 |
蛇 | ◆蛇 |
龍 | 最高位の神獣 最高の吉祥 元来は武勇と力をあらわし、自然の力の継承化身として崇拝された。 のちには「帝徳」「天威」の象徴となって乱用が禁じられた。 ◆ 中国の龍の歴史、龍文 |
応龍 おうりゅう | |
青龍 せいりゅう | 五竜(wikipediaページへ) |
正面龍 しょうめんりゅう | |
団龍 だんりゅう | 参考https://www.umakato.jp/ |
行龍 こうりゅう | |
蠎 もう | 皇帝と臣下の服飾の文様を区別するため、皇帝の五爪の龍文に対して、臣下は四爪の龍である蠎文を使用。 巨大な蛇:蟒蛇(うわばみ)大蛇(おろち) |
鳳凰 | 四霊 麒麟、鳳凰、霊亀、応竜 |
四神 | 四神(五獣) 青竜、朱雀(黄竜)、白虎、玄武 |
青龍 せいりゅう | 本来は緑色をさす、青は五行説では東方の色(wikipedia) |
白虎 びゃっこ | 西方を守護(wikipedia) |
朱雀 すざく | 南方を守護する神獣(wikipedia) |
玄武 げんぶ | 北方を守護する、水神。「玄」は「黒」(wikipedia) |
鴛鴦 えんおう | 訓:おしどり |
獅子 | |
狻猊 さんげい | 伝説上の猛獣。獅子に同じ 古くは『爾雅』釈獣に「狻麑」として見え、虦猫(トラの一種)に似て、虎豹を食うとしている。郭璞の注では獅子のこととしている。(wikipedia) [凡俗心願:中國傳統吉祥圖案考] ※(google book) |
辟邪 へきじゃ | 古代伝説の神獣。姿は獅子に似て翼がある。邪穢や不祥を払うとされる。 〘名〙 古代中国の想像上の動物。鹿に似て二角を持つ。邪悪を避けるといわれ、天祿とともに印章や旗などの飾りに描かれる。
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共命鳥 ぐみょうちょう
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仏教経典の神鳥 http://fukagawafudou.jugem.jp/ |
「世界の文様(3)中国の文様」用語解説p221
亀 | |
烏 | |
比翼の鳥 | 雌雄ともに一目一翼で、常に一体となって飛ぶとされる。夫婦が相親しんで離れがたいことのたとえ |
麒麟 | 古代伝説の神獣。仁獣。吉祥 |
虎 | 「五毒」を除き、「圧邪」の寓意 虎の額には王の字がある |
蝉 | 再生の観念の象徴として、商から西周の青銅器に見られる |
蟾蜍 せんじょ | ひきがえる 戦国より魏、晋まで神物と考えられていた。凶邪をしずめ、長生を助け、富貴をつかさどる吉祥 |
蝙蝠 こうもり | 蝠と福…音が通じる…吉祥文用、幸福が天から飛来することを願う |
魚 | 吉祥の一種、子孫繁栄 |
「世界の文様(3)中国の文様」(p220)
獬豸 かいち | 古代伝説上の神獣。姿は牛に似て一角。人の曲直正邪を知る能力があるとされ、御史、按察使の礼服などに用いられた。 |
鹿 | 古くは神物の一つとされ、人が昇仙するときの乗り物 |
兎 うさぎ | 古代神話で月にいるとされる。金兎、玉兎は月の意匠 |
日月星辰 じつげつせいしん |
日輪は内部に三足烏、月輪は内部に蟇蛙か兎を配することが多い。 |
比目魚 ひもくのうお | 鰈(かれい)のこと。古くは一目の魚で二尾が並んではじめて泳ぐと考えられた。(比翼の鳥と同類。) |
パルメット 忍冬 | ◆パルメット唐草 |
石榴 | ◆ザクロ文 |
牡丹 | ◆ボタン唐草 |
桃 | |
葡萄 | ◆ブドウ唐草 |
瑞果 ずいか | |
蓮華 | |
梅 | |
菊 | |
蘭 | |
竹 | |
柿蔕 したい | |
茘枝 れいし | |
団花 だんか | |
束蓮 そくれん | |
宝相華 ほうそうげ |
火焔 | |
鋸歯 | |
茱萸 しゅゆ | |
銭文 せんもん | |
鋪首 ほしゅ | |
瓔珞 ようらく | |
連円 | |
連弧 | |
連珠 | |
連壁 れんぺき | |
方格 ほうかく | |
方勝 ほうしょう | |
輪違い | |
七宝 しっぽう | 紡錘形を四つ組み合わせて円形にした文様。輪違いの一種。四方襷、十方ともいう。 |
八吉祥 | |
盤長 ばんちょう | |
暗八仙 あんはっせん | 吉祥文の一つ。八仙の持ち物。宝剣・魚鼓・笊籬・葫蘆・扇子・陰陽板・花籃・横笛 https://abc0120.net/words/abc2008022106.html |
八宝 | |
八宝花 | |
五果 ごか | 李・杏・棗・桃・栗(スモモ・アンズ・ナツメ・モモ・クリ) |
四君子 しくんし | |
三多 さんた | 吉祥文の一種。多福、多寿、多子をあらわす。仏手ブッシュ、桃、石榴を組み合わせて作られる |
飛天 ひてん | |
十長生 じゅっちょうせい | 朝鮮半島で用いられる吉祥文様。不老長生のたとえ。日・山・水・石・雲・松・霊芝・亀・鶴・鹿 |
博古文 | |
文字 |
ずいぶん沢山あり、追いつきませんが、おいおいに・・・ε=ε=┏( ・_・)┛
ここで久しぶりの追加です・・陶文(土器記号・獣面神)・・
そこで、
以下、中国の図像ページに、中国神話からの天神地祇、怪物
を追記