唐草図鑑

オランダ花卉画

植物・象徴:チューリップ

描かれた花の意味

小林頼子「花のギャラリー―描かれた花の意味」の解説

野生種のチューリップは、中国西部から南ヨーロッパを結ぶ
北緯40度一帯に自生する比較的地味な花。

トルコ人が園芸種に育て上げた。
神聖ローマ帝国皇帝フェルディナント一世の駐トルコ大使ビュスベックが
ウィーンに持ち帰り紹介。

ウィーンからネーデルランドにチューリップを将来したのは、
ビュスベックの友人でウィーン宮廷付属植物園園長を勤めていた
クルシウスだという。

珍しい異国の植物のコレクション(芸術品の蒐集と並ぶ)
ステイタス・シンボルとしてのチューリップ
園芸家は競って新しい園芸種作りに励んだ。
花が美しいばかりでなく交配が容易で結果が予測不可能であるため、
博打的な面白さがあった。
チューリップは代を重ねるうちに、斑模様や縞模様の異様に美しい花を咲かせる。
ウィルスによる不健康な滅びの美しさだった


1934-37頃
チューリッポマニア(チューリップ狂騒事件)

※史上最高値 ゼンベル・アウグストス Semper Augustus
一個の球根の値段…13000ギルダー
(レンブラントの「受難」の連作の代金は1点600ギルダーだった頃)
花のギャラリー―描かれた花の意味」で紹介のあるチューリップの絵


チューリップ、ナシ、貝、毛虫(1596)
G.ボクスカイ著「ミラ・カリグラフィアエ・モニュメンタ」挿画
ヘオルフ・フフナーヘル Georg Hoefnagel、1542-1600
ポール・ゲッテイ美術館
中世の伝統と近世の要請との橋渡しをした花卉画


龕(がん)におかれた花瓶の花(1603)
ルーラント・サーフェリー Roelant Savery、1576/8-1639
ユトレヒト中央美術館
現存のオランダ花卉画の中で最も早い年記を有する作品のひとつ
ガラス花瓶の花(1612)
ジャック・デ・ヘイン(子)
Jacques de Gheyn the Younger,1565-1629
ハーグ市立美術館Gemeentemuseum Den Haag
花のギャラリー―描かれた花の意味」で紹介のあるチューリップの絵



解放龕におかれた花瓶の花(1620頃)
アンブロジウス・ボスヒャールト
Ambrosius Bosschaert、1573-1621
ハーグ マウリッツハイス美術館(マウリッツ邸)Mauritshuis
花のギャラリー―描かれた花の意味」で紹介のあるチューリップの絵

万暦乳瓶に生けた花束(1612)
ヤン・ブリューゲル(父)
Jan Brughel the Elder,1568-1625
オランダハーグ マウリッツハイス美術館Mauritshuis

花瓶の花
オシアス・ベールト(と工房)
Osias Beert、1580頃-1623頃

花瓶の花と静物(1638頃)

ゲオルグ・フレーゲル
Georg Flegel、1563-1638
ステュットガルトStuttgart 国立美術館

ヴァニタス(1637)
ヤーコブ・マレル
Jacob Marrell,1613/4-81
ドイツ カールスルーへ 国立美術館
花のギャラリー―描かれた花の意味」で紹介のあるチューリップの絵


四大とホモ・ブラ
ヤン・ファン・ケッセル
Jan vav Kessel,1626-79
ルーブル美術館
ホモ・ブラ=(人間は泡沫ナリ)


チューリップの花束(1639)
ハンス・ボロンヒール Hans Bollongier,1600-70(?) 
アムステルダム国立美術館

チューリップ畑(1638)
ヤーコブ・へリッツゾーン・カイブ


チューリップ図集(1643)
ユーディット・レイステル
ハールレム  フランス・ハルス美術館
現代の写真つきカタログに代わるもの
チューリップ取引の寓意(1640頃)
ヤン・ブリューゲル(子)
Jan Brughel the Younger,1601-78
オランダ ハールレムフランス・ハルス美術館
Haarlem, Frans Hals Museum

This still life by Hans Bollongier (1644), in the Frans Hals Museum

Hans Bollongier 1634
Tulips, a rose, bluebells and other flowers in a glass vase
on a wooden ledge, with a snail and a caterpillar
Size 46.4 x 31.9 cm.

絵画に咲くチューリップ

Levni signature.jpg
"Levni signature" by Levni - Badisches Landesmuseum. Licensed under Public Domain via Wikimedia Commons.

Drawing of a tulip by Abdulcelil Levni (1720)
me http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/holland_stm/13/index4.html 細密画家レヴニー:オスマン帝国のスルタン・アフメト3世のチューリップ時代を代表する画家

meチューリップ(花唐草)に戻る
⇒ペルシアのTaq-e Bostan(7世紀前半)摩崖浮き彫りのチューリップ文様 ⇒チューリップの風景 http://hana.karakusamon.com/200204/index_tulip.html

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