« 20050921CathChartresB ». Sous licence CC BY-SA 2.5 via Wikimedia Commons.
« Chartres » par Photo:Nina Aldin Thune User:Nina-no — Travail personnel. Sous licence CC BY 2.5 via Wikimedia Commons.
(『ロマネスク美術』馬杉宗夫著p142)三つの扉口から成り立ち、上下ニ段に分けられ、上と下の層の間では、円柱の上の柱頭彫刻が水平的分割の役割を担っている
12世紀の貴重な彫刻群がひしめきあっている
(『ロマネスク美術』馬杉宗夫著p146)1134年の火災の後に再建され、1155年ごろに完成されたシャルトル西正面「王の扉口:の歴史的意義とは・・
一つの扉口しか持たない聖堂のタンパン彫刻の、三つの地方的なタイプを総合し、それをキリストを中心とするキリスト教思想体系として完成したこと
(p143)円柱の頂上部にある柱頭に刻まれた彫刻分には、左側から右側へと連続的にキリストの母マリアの降誕の物語から始まり、キリストの生涯の物語が、説話風に表現されている。
« Chartres Portail central Tympan 270309 1 » par Vassil — Travail personnel. Sous licence Public domain via Wikimedia Commons.
西正面=ロイヤルポータル
四福音書記記者を象徴する四匹の動物に囲まれ、救世主キリストが玉座についている
(p145)キリストの下には十二使徒が座り、周りの孤帯には、十二人の天使と、手に楽器と香の入った器をもつ黙示録の十四人のユダヤの長老がいる
« Chartres2006 087 » par Urban — Travail personnel. Sous licence Public domain via Wikimedia Commons.
« Chartres Cathedral Royal Port Left Bay Tympanum 2007 08 31 » par Andreas F. Borchert — Photographie personnelle. Sous licence CC-BY-SA-3.0-de via Wikimedia Commons.
二人の天使に囲まれた≪キリスト昇天≫の場面
救世主キリストの出現まで、何世紀にもわたって彼の到来を待ちわびた「旧約聖書」の人々・・『旧約聖書』のユダヤの王たち(人像円柱)が、『新約聖書』のキリストに向かう入口を与えている
« Chartres Cathedral North Porch NW 2007 08 31 » par Andreas F. Borchert — Photographie personnelle. Sous licence CC-BY-SA-3.0-de via Wikimedia Commons.
« Cathédrale de Chartres Portail Nord 1 » par Loïc LLH — Travail personnel. Sous licence CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.
(p163)サン・ドニ修道院以降発展していくゴシック大聖堂西正面口の三つの扉口の中央扉口は、必ずこの主題になっていく。
ロマネスク時代に主流をなした≪黙示録のキリスト≫は、ゴシック時代には≪最後の審判のキリスト≫へと変わっていくのである。
(p164 図例)
サン・ベニュニュ大聖堂扉口タンパン:≪最後の晩餐≫
サン・ジル・デュ・ガール聖堂右側扉口タンパン:≪キリスト磔刑≫
(p168)
ロマネスク聖堂西正面口の三つの扉口タンパンにそれぞれ彫刻を持っているのは、ヴェズレ―と
サン・ジル・デュ・ガール聖堂だけ。
基本的には共通する体系を持っている=キリストの過去から未来に至る歴史をたどりながら、終局的にはキリストの支配する永遠の現在が来るという考え。
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"Vézelay Basilique Façade 220608 01" by Vassil - 投稿者自身による作品. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.
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