唐草図鑑

フランスの芸術

建築美

仏蘭西の建築

仏蘭西の建築というと・・カテドラル。
都市のカテドラルこそ、ヨーロッパの象徴かな・・
また、僻地(?)のロマネスクの修道院の回廊もまた・・・・
まずは、ネットに感謝し、仏蘭西の建築物をさまよわん・・

1.ロマネスク建築(8)
(ヴェズレ―のサン・マドレーヌ教会、サン・サバン・シュル・ガルタンプ修道院、サン・セルナン教会、モワサックのサン・ピエール教会、古代ローマ円形闘技場、ショーヴィニーのサン・ピエール教会、ノートルダム・ラ・グランド教会、サン・ティレール・ル・グラン教会)


2.ゴシック建築(3)
(サン・ドニ大聖堂、アミアン大聖堂、ジャコバン修道院)


3.現代建築 (1) (カレ・ダール)
………………………………………このページでみたもの12

酒井健『ゴシックとは何か 大聖堂の精神史』(講談社2000⇒ちくま学芸文庫2006)も面白い⇒これを読む別ページへ


仏蘭西の宗教的建築物として、ロマネスクとゴシック


美術様式としてのロマネスク(英:romanesque / 仏:ロマン roman / 独:ロマーニク Romanik / 伊:ロマーニコ romanico)という名称は、コーモン(en: Arcisse de Caumont)などフランスの考古学者によって命名され、ゴシック建築に先行する10世紀末〜12世紀の中世建築様式


ゴシック建築(英語:Gothic Architecture)は、12世紀後半から花開いたフランスを発祥とする建築様式。14-15世紀先進地イタリアで始まるルネサンス(仏: Renaissance)の前とされるが、仏蘭西・ルネサンスは16世紀のフランソワ一世以降とされる。(by Jules Michele

プレ・ロマネスク様式という言葉もある。仏蘭西においては、「カロリング様式」という語もある・・・が、Wikipediaには現時点(2014年6月)項目がない。
建築用語辞典によれば、

プレ・ロマネスク様式:カロリング朝が滅び、オットー朝に受け継がれる7世紀ごろから10世紀ごろまでの西欧の建築のこと。

・・・ とあるが、前半部の意味が不明。to me
以下復習

 

カロリング朝 (751–987) 
カロリング朝ルネサンス(Carolingian Renaissance, Renaissance carolingienne )とは、フランク王国(カロリング朝)のカール大帝の頃(8世紀~9世紀)に見られる古典復興、文化の隆盛を指す言葉、

世界遺産のアーヘン大聖堂は、カール大帝が建てた八角形の宮廷礼拝堂(805年)に、ゴシック様式の聖堂(1414年)を併設したもの。

このアーヘン大聖堂は、・・・ドイツにある。(Wikipedia)
フランク王国は(wikipedia)[現在のフランス・イタリア北部・ドイツ西部・オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・スイス・オーストリアおよびスロベニアに相当する地域を支配]下というわけで・・


仏蘭西のロマネスク建築

フランスのロマネスク建築で、
主要建造物としてWikipediaに挙げられているものは
ル・トロネ修道院(1160-1190年頃)⇒別ページのプロヴァンスの三姉妹

クリュニー修道院第3教会(1088-1130年)
サント・マリー・マドレーヌ教会(1120-60年頃)ヴェズレー
サン・フィリベール教会(1066-1108年頃)トゥールニュ


世界遺産になっているロマネスク建築

サント・マドレーヌ教会 (Basilique Sainte-Madelaine) (ヴェズレー)

■世界遺産:ヴェズレーの教会と丘http://whc.unesco.org/en/list/84/gallery/
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の始点のひとつという歴史的重要性もさることながら、大聖堂のティンパヌムはロマネスク彫刻の傑作として知られている。

861年にヴェズレーの丘の上にベネディクト会士たちが建立  初期カロリング様式(Wikipedia) 


サン・サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会
Abbey Church of Saint-Savin sur Gartempe

「11世紀に建造されたサン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会(ユネスコ世界遺産)は、ロマネスク期の教会建築様式に則ったラテン十字型をしています 」
■世界遺産:サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会http://whc.unesco.org/en/list/230

旅をした方の
写真記録紹介http://photoletterparis.seesaa.net/
「保存状態の良好なロマネスク期の壁画36点が現存していることで知られる」天井絵画が有名。旧約聖書の58の場面が掛かれている 長さ168m


サン・セルナン教会(トゥールーズ)

■サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一つとして、UNESCO世界遺産に登録
http://www.geocities.jp/existenzerhellung/text/france_romanesque/


トゥールーズ市街の建築はオレンジ色や赤色の暖色系のレンガが特徴であり、『バラ色のまち』という呼称の由来となっている。(Wikipedia


サン・ピエール教会(モワサックMoissac)

ロマネスク様式彫刻の傑作とされる12世紀の門をもつ
■回廊はUNESCO世界遺産フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の1つとして登録されている(Wikipedia

モワサックの聖堂扉口彫刻のページへ


古代ローマ円形闘技場

Nimes amphi.jpg
"Nimes amphi"

アンフィテアトルム(ラテン語:amphitheatrum、英語:amphitheatre)は、古代ローマにおいて剣闘士競技などの見世物が行われた施設。ローマ市内に残るコロッセオが有名。帝政期にはイタリア半島内だけでアンフィテアトルムは163都市にあったといわれるが、2006年現在では108都市で遺跡が確認されている。仏蘭西で保存状態のよいものは アルルと ニームに残っている)Wikipedia
■ 世界遺産:アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 http://whc.unesco.org/en/tentativelists/5723/


高名なロマネスク建築

サン・ピエール教会、ショーヴィニー(Chauvigny)

旅をした方の紹介 http://digi-tabi.parallel.jp/kanrinin_f5_7.htm
[ピンク色の柱頭 柱頭彫刻、マニ礼拝の図柄 人間を捕まえている鳥、ラゴン、マンガ的な悪魔] 


ノートルダム・ラ・グランド教会(ポワティエ)

PoitiersEglise Notre Dame

旅をした方の紹介http://blogs.yahoo.co.jp/hrv2004jp/50859521.html  


サン・ティレール・ル・グラン教会(Poitiers)

http://www.nanka-e-tabi.com/taiken/2012/12/3-26.html 



仏蘭西のゴシック建築

サン・ドニ大聖堂

「フランス王家の墓所」 ■http://whc.unesco.org/en/tentativelists/230/

パリ近くのサン=ドニ(聖ドニ)大修道院教会堂(Basilique de Saint-Denisの現存する大部分は、13世紀の改築で、レイヨナン様式の最初期の例だが、ゴシック建築の最も初期の建築が 一部に現存する。

ゴシック建築 (修道院長シュジェール)

「アレゴリーの窓」(「聖パウロの寓喩」)のステンドグラスは逸品として名高い、という。⇒http://blog.livedoor.jp/zakkichou/(旅行者の写真記録)
http://ameblo.jp/alesia/(旅行者の写真記録) 


アミアン(ノートルダム)大聖堂Amiens Cathedral

Wikipedia

ノートルダム (Notre-Dame, 英語ではOur Lady) カテドラルは、フランスだけでも8はある・・・
聖母マリアを


ノートルダム大聖堂(パリ)に先立って、1288年に完成した古典的なゴシック様式建築物の傑作
アミアン大聖堂の身廊のヴォールトは高さが42.30メートルあり、フランスで最も高い

13世紀のアミアン大聖堂〔聖母の扉口〕レリーフは「エヴァの創造」・神はアダムの肋骨の一つを取り、エヴァを作り上げる=聖パウロや中世の神学者によれば、それは磔刑に処されたキリストの脇腹の傷口から教会が誕生することを象徴している。」(「世界美術大事典」1-p56

Amiens Cathedralen.wikipedia 
旅された方の詳細な写真集 http://homepage2.nifty.com/izmreise/

ドミニコ会修道院付属教会(Toulouse)

ジャコバン修道院

http://izmreise.la.coocan.jp/France/Romanesque/Toulouse/「内陣の素晴らしいリブ・ボールトと円柱上部から放射状に広がる22本のオージブ・・それは正に「椰子の木」を見ているようです。」 ⇒ ゴシック建築の特徴

ヤシ(フランス語でパルミエ)に似た柱構造


仏蘭西の20世紀建築

カレ・ダールCarree d'Arts/Nime

■公式サイトhttp://www.carre-dart.fr/
「歴史と対峙するガラスの箱:カレ・ダール」
http://web.parknet.co.jp/uemoto/carre%20d'art.htm
http://blogs.yahoo.co.jp/charioteer28/4744279.html 「フランス・ニームの街中に、新旧2つの建物が向かい合うようにして建っています 古いほうの建物はメゾン・カレ 2000年以上前に建てられた神殿です 」
http://www.archi-map.jp/taniyan/foreign/france/carred_art.html
http://10plus1.jp/project/pics/ws/jp/ws_j_nn002.html
軽快で透明な現代建築と重厚な古代建築の対比が、古代ローマの街並みに洗練の感を加えている」(三上哲哉)

http://www.nimes.fr/ 

メゾン・カレ


Maison carree front.jpg
"Maison carree front". Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

メゾン・カレはウィトルウィウス的古典建築の典型例である
「長方形」を意味
6柱式のポルチコで、6本のコリント式円柱がペディメントの下に並んでいる。「擬周翼式 (pseudoperipteral)」になっており、20本の柱が内陣の壁に埋め込まれている。
柱の上のアーキトレーブは雨どい代わりの2本の溝で3つの部分に分かれており、その比率は1:2:3になっている。
卵鏃飾りでアーキトレーブとフリーズが隔てられている。
フリーズにはローゼットとアカンサスの浮き彫りの装飾があり、その上に精巧な歯飾りがある。
コリントス模様の柱頭、真珠模様が並んだ装飾で律動感を与えるアーキトレーブ、唐草模様のフリーズ、バラ模様、稲妻模様、獅子の顔模様の軒持ち送りのあるコーニス。(Wikipedia

フランスロマネスク→の旅計画2019


円柱フェチ:円柱
柱頭芸術: プロヴァンスの修道院(ロマネスク)  
仏蘭西の大聖堂(ゴシック)
仏蘭西のロマネスク彫刻(オータン)
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