サン・ラザール大聖堂とロラン美術館
サン・ラザール大聖堂はロマネスク彫刻の傑作を有することで世界的に知られる。
オ―タンAutunは人口1.5万人の規模しかないらしい。フランス中東部の町。ガリア人アエドゥイ族の本拠地、元ブルゴーニュ公国領。
「世界美術大事典」1-p354
(小学館1988 相賀徹夫編集著作)
ハンセン病の守護聖人ラザロに奉納された。
1120~20年間で完成、1147年近くのサン・ナザール聖堂からの聖遺物を安置・・
火災のため鐘塔崩壊、内陣破損。15世紀に拡張・改修、身廊と翼廊の交差部に、尖塔付きの鐘塔再建
大法官ニコラ・ロランの息子の枢機卿ロランの発案によって、アプシスの一部に手が加えられ、新たにリブつきドームや大窓のある開口部が作られた。このほか、いくつかの祭室も増設された。
聖堂内部では、ひときわ高い身廊中央部が、クリュニー修道院と同じように、
尖頭ヴォールトによって覆われているのに対し、
側廊は交差ヴォールトで覆われている。
側廊の大アーケードは、十字型断面をもつピアに支えられた尖塔アーチを連ねるもの。
大アーケードの上にはトリフォリウムとクリアストーリー(高窓)の列がある。
このほか、特筆すべき、斧として、聖堂外部を飾るおびただしい数の彫刻群がある。
中央扉口のテュンパヌムの『最後の審判』(1130~35)は、彫刻家、ギスレベルトゥスによるロマネスク彫刻の傑作の一つである。
テュンパヌムの周囲には黄道十二宮と月暦を描いたメダイヨンが配されている。
このほか聖堂内部のピアの柱頭にも、見事な装飾彫刻が施されている
パリにオープンしたの建築・文化財博物館http://www.citechaillot.fr/にタンパンの複製がある(書名は複製されていない)
仏蘭西のブルゴーニュ地方のオ―タンにある
サン・ラザール大聖堂(1120年)とロラン美術館
仏蘭西の建築美はこちらへ。
francais.html
◎完璧
http://www.paradoxplace.com/Photo/France/Burgundy/Autun/
○説明展示文写真つき
https://www.flickr.com/photos/jaufre-rudel/
○饗庭孝男さん(フランス文学・文芸評論家 1930‐)による旅行記 PDF
『石と光の思想 ヨーロッパで考えたこと』 『中世の光 ロマネスクの建築と精神』 1984年
http://hp1.cyberstation.ne.jp/legend-ej/p-2005fraautu.html
http://www.pbase.com/alastairneil/autun
http://www.sacred-destinations.com/france/autun-cathedral
「ギスレベルトゥス我をつくれり」
Photo byM 20190614
2019年オ―タンへ2019k/june_autan.html
より詳しいロマネスク柱頭の彫刻がある旅記録はこちらへ。
フランスロマネスクの旅https://flora.karakusamon.com/france/d20190614.html