降誕(Nativity)
キリスト教美術の主題から
2018年もアドベントの季節に・・・・
今年は、「クリスマスの初め」的テーマで‥いってみます・・
それは、
≪東方三博士の礼拝≫
Adoration des Mages マギの礼拝
ファブリアーノ
ジョット・ディ・ボンドー ネ
ボッティチェッリ
ダ ヴィンチ ・・などの作品を見たいと思います。
今年は、6月に、冒頭の絵の所在地、パリ郊外のコンデ美術館に行ってきました。この時祷書(「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」15世紀)の現物を見たわけではありませんが、シャンティイ城の図書室で、複製をガラス越しに見て、絵葉書を買ってきました・・・閑話休題、
東方三博士の礼拝(とうほうさんはかせのれいはい、 Adoration of the Magi)は、キリスト教のイエス誕生の主題の名前である。マギの礼拝 とも呼ばれる。
下は、ジョットの、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の内部装飾絵画。(1305年頃)
魅力的です。ぜひ見に行きたいと思います。
(来年は無理でも、2020年?)
色は青と金色・・・である・・
この主題の画像のWikipedia目次を見る
- ジョット、1305頃
- ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ、1423
- ボッティチェリ、1475[
- アルブレヒト・アルトドルファー、1530-35[
- ディエゴ・ベラスケス、1619
- ルーベンス、1617-18
- ルーベンス、1634
- レンブラント、1632
- ムリーリョ、17世紀
Wikipediaには、8人ほど挙げられていますが、文献によれば、「ボッティッチェリが、生涯にわたりもっとも多く手がけた主題」という。
ボッティチェッリを見てみます。
ちなみに、ボッティチェッリは、御年65歳か66歳で亡くなって、墓は、フィレンツェのオンニ・サンティ教会にあるという‥
イタリアのコソ泥とタクシー運転手と道路の横断を考えると、行く気力が落ちてしまうのだが、やっぱり見たいものが多い・・
北イタリア・フィレンツェにもう一度行きたいと思っている。
墓参りもしたいですね。
http://blog.hankyu-travel.com/kaigai/europe/italy/201705208271.php
上に上げられているその他の画家には、実は、さほど興味がない。最後のバルトロメ・エステバン・ムリーリョは、嫌いではないが、「無原罪の御宿り」のイメージが強い・・・また後程見ます・・・
東方三博士の礼拝 by バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
ここで、エミール・マールの「ロマネスク図像学」の第3章から
「降誕」
『ロマネスクの図像学』上巻第3章p169
オリエント芸術では、すでにみたように、「降誕」は極度に複雑に表現されていた。その開かれた洞窟には幼子が2度も現れる。楣桶に横たわる幼子と、産婆たちに洗われる幼子である。
その一方でマギたちが逆の方向に姿を現している。
このようないくつもの区画を持つ画面はひどく気を散らせるものである。いつもは大変偉大であるオリエントの芸術も、ここでは低俗であり、まとまりもなく、まるで子どもじみている。それゆえ、すでに引き合いに出したヴェズレーの浮彫をのぞいて、フランスではこの寄せ集め的構図は決して模倣されることはなかった。」
ちなみにエミ―ルの本書の図96はシャルトルのステンドグラスのパネルの「降誕」である
残念ながら、フランス国鉄ストで郊外に行くのが大変で、今年は行かなかったので、来年の課題で、来年の旅のメインはモワサックにしている・・楽しみ・・
今年はフランスのシャンティイ城へは行ってきましたので、
テーマの東方三博士の礼拝に追加で、ランブール兄弟の「いとも豪華なる時祷書」の労働暦の各月を見ながら、今年を振りかえっていってみたい。
そして、2018年を振り返った後は、2019年の目標・・などを考えてみるわけだが・・それは手帳に書き記すことにし、ボッティチェッリの作品をみながら、クリスマスのカウントダウンをします・・
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