エジプトの柱頭
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アブシールの葬祭殿の柱
れっ中のある中庭や多柱室は
古代エジプト建築の一つの要素だった
その柱を飾る柱頭は
さまざまで
ゆり

やし
パピルスなど植物の花やつぼみ
ハトホル神の頭部や
いくつかを組み合わせた複合柱頭もあった。
図は
やしの葉を束ねた柱頭
パピルスのつぼみ
アブシールの第5王朝
花崗岩
柱頭の高さ2メートル
現存する最古のものだが、柱頭の形はプトレマイオス朝
まで変化はなかった。

アマルナス王宮の床の絵画
右に下エジプトの象徴パピルス
左に神エジプトの象徴蓮
第18王朝

エジプト美術の原型とメソポタミアの影響
エジプト美術はなぜかわらなかったのか
  神にかしずく美術
古代エジプト人は現らい保守的
その上宗教に奉仕するためのものであった
初期に成立した美術の特色3000年墨守
神の価値が変わらなかったことの影響
吉村作治

いすに座って両手をひざに置いたポーズ
左足を半歩前に出した立像
側面観と正面観を一体とした人物の表現法
立体的空間を示すのに遠近法でなく、平面に重ねるように処理

先王朝時代末から王朝初期にかけて美術面で見られるメソポタミアの影響
H.フランクフォートの指摘原型はメソポタミア
二頭のライオンを制する人物
蛇のような首をしたライオンあるいは表が絡み合ったようなモティーフ
⇒ナルメル王のパレット⇒国土統一後は見られない
装飾としての連続凹壁の利用

国家の重要な仕事に臨む王を具体的に描写するというエジプト的な方法
文字の中でヒエログリフほど絵画的なものはない
ヒエログリフは
国家統一時を位置にして登場
F・ベトリー
K・レブシウス
生きているものの家は簡単に死んだものの家は朽ちることのない材料で
死者が生きかえるという恐怖
死者の霊をなだめる
彫像が生命を吹き込まれている
神官の助手


ホルスの目
絵の各部が単位分数の数列を表す
https://www.osiris-express.com/ga/ga-image/cairo/cai22.jpg
文様
円柱フェチのルクソール東岸

https://www.osiris-express.com/ga/ga-image/kom/kom03.jpg
コムオンボ
ソベク神殿プトレマイオス朝
https://www.osiris-express.com/ga/ga-image/kom/kom04.jpg
文様
https://www.y-asakawa.com/ejiputo-gazo/karunakku.htm
カルナック神殿
   
   カルナック神殿と呼ばれる神殿は、実は歴代の各ファラオによって次々
   と増設された幾つかの神殿の複合体によって成り上がっている。
   
   古王国朝時代はファラオ自身が神そのものであったが、新王朝時代に
   なると、ファラオはアモン神などの神々の庇護のもとにある存在となり、
   そのために、新王国時代に国家神となったアモン神を祭るテーベ(現在
   のルクソール)に、歴代の王は、神殿、オベリスク、神像などを争って寄進
   し、その結果、カルナックは巨大な神殿となっていった。

   因みに、第18王朝以降、アレキサンダー大王に至る1300年間に、エジ
   プトの国王の称号を得た者で、ここに名を刻まなかった者はいない。   
   正面の手前左側がラムセス二世像、入り口の先に円柱の塔の大列柱室
   が見える。 

 
 
高さ15メートルと23メートルの2種の巨柱が134本並ぶ様に圧倒される。A 大列柱室
https://www.y-asakawa.com/ejiputo-gazo/rukusosi1.jpg


メイドゥムの
ラーヘテプ・ネフェルト夫妻像
エジプト博物館紀元前2600年ごろ
ネフェルトは美あるいは善を意味する
セト(肉体;人間の顕体)カー(霊 幽体)
カーは不死
彫像セトの身代わり カーの宿るべき肉体
青壮年期の像で表される必要がある
木村重信
(first updated 2001/07/03・・ 2002/10/11 2003/02/20 補足)
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(このページは 2001/10/07初upしました・・ 2003/02/17LINK直し)
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