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西欧初期中世の美術

小学館世界美術大全集(1997)

世界美術大全集 西洋編7・西欧初期中世の美術
編集委員/辻 佐保子 1997 https://www.shogakukan.co.jp/


目次読書

序論 後期古代と初期中世の美術 辻 佐保子 →※
序 時代背景 佐藤 彰一

第1章 西欧初期キリスト教美術


序 キリスト教図像の形成 辻 佐保子
キリスト教都市の形成―イタリア半島とガリアを中心に 名取 四郎
まいそうびじゅつ―カタコンベと石棺 宮坂 朋
キリスト教建築の基本形 名取 四郎
教会堂装飾の創始 名取 四郎

第2章 初期中世の建築と壁面装飾


序 教皇庁と美術 辻 佐保子
カロリング王朝の美術―建築 辻本 敬子
カロリング王朝の美術―彫刻と絵画 鼓 みどり
ケルト美術とアングロ=サクソンの美術 鶴岡 真弓 ※
西ゴート・モサラベ美術―安發 和彰(あわ かずあき)
ランゴバルド美術 木俣 元一(きまた もとかず)

ケルト文化とギリシア・ローマ文化の間に横たわる自然館や宗教の際・・神を理想的な人間の姿で表そうとしてギリシア・ローマの「神人同形主義(アンスロポモルフイズム)」に与(くみ)しないケルト人の宗教には、古代地中海人に比べるとき、強烈な「自然宗教」があったことがあらわになる。
ケルトの神像にはたとえローマ風の「人間の姿をした神」の外観を持っている場合でも、動物の生命的躍動や自然現象が人間にとって不可測な神秘と驚異を孕んでいるという観念を強固に打ち出し、ある種デモーニッシュな様相を帯びている。(p219 鶴岡真弓)

第3章 西欧初期中世の写本と工芸


序 写本装飾と工芸の時空を超えた伝達と交流 辻 佐保子
メロヴィング・カロリング王朝の写本と工芸 鼓 みどり
アングロ―サクソンの写本と工芸 水島 ヒロミ
スペインの写本と工芸 安發 和彰

テーマ特集


聖堂装飾プログラムの発生と展開 宮坂 朋→dura-europos.html
柱頭から見た西洋中世 木俣元一→tyutou.html 
写字生の祈り―写本制作の現場をめぐって 安發 和彰

 エミール・マールの古典的著作『ロマネスクの図像学』を読む

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