ヴィンチェンツォ カルターリ, Vincenzo Cartari (著),大橋喜之さん訳八坂書房2012年9月刊
訳者あとがきにある「わたしたちの感興の中では再び非知と無知はほどんど区別がつかないものとなっている」というのは真にさもあらんと思う。「一つの文化規範が溶解してかなり異様なものとなっている」というのは,いつの世にも人間老いたるものの繰り言めいても感じられるが、メディアの急激な変化という事件の中にいることは確かだ。
私としては、ネット環境という、図像研究には恵まれた今をありがたく思うばかりだが・・
閑話休題、以下、若桑みどりさんの「太陽を持つ女」・「イメージの解読」からの、芋蔓式読書です。(20191025)
内容(「BOOK」データベースより) ルネサンス期に“再生”あるいは“復活”をみた、ギリシャ・ローマ神話をはじめとする古代異教神の全貌を、印象的な図版とともに紹介。16世紀から17世紀にかけ、圧倒的な支持をもって迎えられた神話概説書の完訳。図版については、1571年版・1647年版の両版のものを完全再録。詳細な索引を付すなど検索機能も充実。
LastModified: 2019年 …