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Erichthonius (son of Hephaestus)
ギリシア神話において、エリクトニオス王(古代ギリシア語: Ἐριχθόνιος、ローマ字: Erikhthónios )は、古代アテネの伝説的な初期の統治者
彼はアテナを称えるパンアテナイア祭を創設し、アクロポリスに彼女の木像を建てた。
アテナ-神話百科事典より
http://www.mythencyclopedia.com/Ar-Be/Athena.html
神話によると、アテナに惹かれたヘパイストスにより、
レイプされかけたアテナは処女のまま、
その時生まれたのちの
アテネの王
半人半蛇Erichthonius
(「大地から生まれたトラブル」)を
育てることになった
(アテナの盾に隠れる蛇ともされる)・・
Inner face of Athena's shield with the snake Erichthonius
http://www.goddess-athena.org/Museum/Temples/Nashville2/IMG_0024.html
エリクトニオス:ギリシャ神話の蛇の子エリクトニオス の誕生
ギリシャ神話に登場する人物、エリクトニオスは、火と金属加工の神ヘーパイストスと大地の結合から生まれた蛇の姿の子です。伝説によると、ヘーパイストスは知恵の女神アテナに迫ろうとしましたが、アテナはそれをかわしました。
Source: greekmythology.com
Gaea (or Gaia) gives Erichthonius to Athena in the presence of Kekrops (or Cecrops)
ピーテル・パウル・ルーベンスの1632年から1633年頃の絵画『エリクトニオスの発見』。
アレン記念美術館(en.wikipedia)所蔵。Oberlin College.USA
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アテーナーはこの子供を不死にしようと考え、1匹(あるいは2匹)の大蛇とともに箱の中に入れ、アテネ王ケクロプスの娘たち(パンドロソス、ヘルセー、アグラウロス)に預けた。ところがヘルセーとアグラウロスは「中を見ないように」という女神の言いつけを破って箱を開き、大蛇によって殺された。あるいはアテーナーの怒りによって、またあるいはエリクトニオスを見たことによって気が狂い、アクロポリスから身を投げて死んだ。
赤ん坊のエレクトニオス(別の語源では「大地から生まれた災厄」)が入っていた箱であるが、パンドラの箱に関連するのか?
「人類最初の女性であるパンドーラーとは別に、アッティカ王エレクテウスの娘にも同名の人物がいる」とあり、別人。wikipedia
Pandora's box
" Die Töchter des Kekrops befreien Erechteus
by Jasper van der Laanen (fl. 1607–1624)
この絵のキャプションで出てくるKekropsであるが、検索したところ、エリクトニオスと同じで、下のような画像があった。
「アテーナイの初代の王ケクロプス。パレルモ出土の壺絵に基づく。」とあるが、
「ケクロプス(ケクロプス)は、アッティカ王国の初期の地上王であり、アテネの都市建設者でもありました。彼は蛇の尾を持つ男の姿で描かれています 」
ケクロプス1世
Cecrops (Κέκροψ, Kekrops, Cecrops) ケクロプスはアッティカ地方の初代の王
しばしば大地大地(ガイア)から生まれ
、人間と蛇の身体を持つと伝えられ
、古代の壺絵などでは下半身が蛇の姿で描かれる
アクタイオスの娘アグラウロスとの間に、エリュシクトーン、アグラウロス、ヘルセー、パンドロソス(英語版)をもうけた
ケクロプスは文化の英雄であり、アテネ人に結婚、読み書き、葬儀の仕方などを教えた。
ケクロプスの治世中に、崇拝を受ける都市を得るためにアテーナー神とポセイドーン神がアッティカ地方にやって来て争った。最初に訪れたのはポセイドーンであり、神は自分の三叉の矛を用いてアッティカ地方のアクロポリスの中央に塩水の泉を作った。次にアテーナーがやって来て、ケクロプスを証人としてオリーヴの木を植えた。2神の間に争いが発生するとゼウスは引き分けとし、神々が審判することになると、ケクロプスはアテーナーに有利な証言をした。アッティカ地方はアテーナーのものとなり、女神は自らの名にちなんで都市を「アテーナイ」と呼んだ。ポセイドーンは激怒し、アッティカ地方を海水で水浸しにした 。
ケクロプスの娘パンドロソスがアテーナーからエリクトニオスの入った箱を預けられたとき、他の姉妹たちは中を見ることを禁じられたにもかかわらず、箱を開けて見てしまい、エリクトニオスを守っていた蛇か、あるいはアテーナーの怒りにふれて滅びたという
壺絵に描かれた半身半蛇のケクロプスとエリクトニオスの誕生。
アッティカ赤絵式キュリクス。前440年から前435年頃。
ケクロプス王の方が 半身半蛇で、赤子のエリクトニオスは人間の足ですね。
初めに挙げた画像も、赤子の方がエレクトニオスだとすると、やっぱり、ケクロプス王の方が 半身半蛇でした・・
エレクトニオスが半身半蛇という図ではないようです。、
Birth of Erichtonius: Athena receives the baby Erichthonius from the hands of the earthmother Gaia. Detail of the side A of an Attic red-figure stamnos, 470–460 BC.
画家Hermonaxヘルモナクス(en.wikipedia)がアッティカ赤絵式スタノムスに描いたエリクトニオスの誕生。
アテーナーは母なる大地ガイアから赤子のエリクトニオスを受け取り、ヘーパイストスはその様子を見守っている。ミュンヘン、州立古代美術博物館(en.wikipedia)所蔵。
Excepts from Athena, Virgin and Mother in Greek Religion (1952) Karl Kerenyi
Birth of Erichthonius