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 フランスのロマネスクへの旅・・
以下「世界遺産で巡るフランス歴史の旅」の目次読書だが、第3・4章を精読したい。

「世界遺産で巡るフランス歴史の旅」

松本慎二 (著)(朝日選書) – 2013/10/10刊(Amazon)

目次読書

第1章 永遠の都パリ、セーヌ河岸
パリのセーヌ河岸
サン=ルイ島
シテ島
フランス学士院
ルーヴル美術館
オルセー美術館
コンコルド広場
シャンゼリゼ通り
グラン・パレとプティ・パレ
アレクサンドル3世橋
アンヴァリッド
シャイヨー宮
エッフェル塔


第2章 古代ローマの記憶
古代ローマと南仏
アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群
ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)
オランジュの古代劇場とその周辺及び「凱旋門」


第3章 フランスのアイデンティティ
フランスのアイデンティティ確立
モン・サン=ミッシェルとその湾
フォントネーのシトー会修道院
歴史的城塞都市カルカッソンヌ
アルビの司教都市
アヴィニヨンの歴史地区
サンチアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路


第4章 キリスト教美術─ロマネスクとゴチックと─
ロマネスクとゴチックについて 
サン=サヴァン・スュール・ガルタンプ修道院付属教会
ヴェズレーの教会と丘
シャルトル大聖堂
ランスのノートルダム大聖堂、旧サン・レミ大修道院、トー宮殿

第5章 王権の確立
スュリー=スュ―ル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷
フォンテヴロー修道院
シャンボール城
クロ・リュセ城
シュノンソー城とショーモン城
ブロワ城
フォンテーヌブローの宮殿と庭園
ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場
ヴェルサイユ宮殿と庭園

第3章
フランスのアイディンティティ確立

フランスの国家成立
481年のフランク王国 誕生
5~9世紀に西ヨーロッパに一台王国を築く
カロリング朝(フランク王国2番目の王朝)はそれ以前のメロヴィング朝同様統治機構が脆弱でシャルルマーニュの死後相続争いが起こる
843年ヴェルダン条約で3分
東フランク(→独逸)、西フランク(→フランス)、他(→イタリア)
シャルルマーニュの宮廷は8世紀ドイツのアーヘン
911ノルマンディ公領→1066年イングランドにノルマン王朝をひらく
(=形の上ではイングランド王は西フランク国王の臣下)
987年カペー朝(権力が及ぶ範囲は小さい)
751年ピピンが王位簒奪を正当化するために行った塗油礼の聖油はランスに保存され、国王の戴冠式はランスで行われる
ガリアの先住民ゴール(けると)
柴田三千雄『フランス史10講』:アベ・シェイエスの「第三身分とは何か」=貴族の特権を攻撃した政治パンフ・・フランスの起源は先住民のゴール人。フランスの起源がフランク人のゴール(ガリア)征服であり、貴族はそのフランク人の末裔という主張の否定。→フランス人の 三つの要素:古代ローマの継承者、ゲルマン人の一部族たるフランク人の後裔、先住のゴール人の長い時間をかけた混淆
※プロヴァンス語・オック語は古代ローマで話されていた口語ラテン語

フォントネーのシトー会修道院

ブルゴーニュ地方、モンバール
第2回十字軍を勧進したクレルヴォ―のベルナールが1118設立
シトー会の最も古い修道院

イタリアのモンテカッシーニに修道院を設けた聖ヴェネディクトの戒律「祈り、働け」 909年創建の中世のクリュニー修道院は、聖ベネディクト以後最も力のあったベネディクト会修道院(ブルゴーニュ地方、ソーヌ・エ・ロワール県)
その絶頂期に清貧の生活を忘れたクリュニー修道院を非難し、聖ベネディクトの戒律厳守を目指して創建されたシトー会にクレルヴォ―のベルナールが身を投じ、1115年にクレルヴォ―二に修道院を作り其の3年後にフォントネ―修道院を立てた。

カルカッソンヌ
ヨーロッパ最大の城塞都市
紀元前2世紀に先住のボルスキ族が築いた塞をローマ人が引き継いで拡大
ピレネー山脈の入り口に位置し、東西交渉の要衝にあたっていた
8世紀末シャルルマーニュ大帝の進出によりスペインとの国境はカタロニアまで後退し、軍事的価値が失われさびれた

19世紀ヴィオレ=ル=デュックの改修
サンチアゴ・デ・コンポステラの巡礼路 
このカテゴリーに入る建造物は71にのぼる
パリ、ルヴォル通り、サンジャックの塔~
ミディ・ピレネーのモワサックのサン=ピエール修道院のタンパン(p99)
カオール、サン=テチエンヌ聖堂(p101)
トゥルーズ サン・セルナン教会(p103)

フランスロマネスクの旅(2019)

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