花の図像学（文献集）

花の図像ですが、…これもまた果てしのない広がり。
とりあえず、新しめのところで、ヴィクトリア朝の豪華絢爛たる花模様から、モリスを経て、アール・ヌーボーから現代への文献を。

■「装飾の博物誌 (フジアート・ヴィジュアル・ブックス) 」（フジアート出版1991刊）
■「園芸植物 (花の王国) 」荒俣宏平凡社 (1990/01)
■「世界文様事典」西上ハルオ（創元社1994/09)
■「ヨーロッパの文様事典 (みみずくアートシリーズ) 」「日本・中国の文様事典 (みみずくアートシリーズ) 」（視覚デザイン研究所 2000/01)
■「花を旅する (岩波新書) 」栗田勇 (2001/3/19)
■「「装飾」の美術文明史―ヨーロッパ・ケルト、イスラームから日本へ」鶴岡真弓 (日本放送出版協会 2004/09)
※（鶴岡真弓の本と講座ニュース）

19世紀

ヴィクトリアン

ヴィクトリア朝時代（1837年～1901年）イギリス帝国の絶頂期

＊日本ヴィクトリア朝文化研究学会
Wikipediaには「この時代には家庭の平和と、いや増す繁栄があり、それらが絵画が花開く条件につながっていた。」とある、

『華やかな』という形容句がつく、まさに華唐草のヴィクトリアン（ビクトリアン）スタイルの時代、大英帝国の時代、「レトロ」そのものであったか・・・
右の本「ヴィクトリア時代のスクロール・オーナメント」とあります・これが花唐草装飾と考えらる。

19世紀末

アール・ヌーボー

花の様式―ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

アール・ヌーボーの世界―モダン・アートの源泉 (中公文庫)

アール・ヌーヴォー―花のデザイン – ウジェーヌグラッセ 1988/9

（Art Nouveau ）Wikipediaにはこうある。

アール・ヌーヴォーは批判者からは、特徴的なアラベスクなフォルムから「ヌーイ様式」（麺類様式）、またエクトール・ギマールにより1900年に実現されたパリ地下鉄のこの様式の出入口から「メトロ様式」などとも呼ばれた。

「特徴的なアラベスク」

第一次世界大戦を境に、装飾を否定する低コストなモダンデザインが普及するようになると、アール・デコへの移行が起き、アール・ヌーヴォーは世紀末の退廃的なデザインだとして美術史上もほとんど顧みられなくなった。しかし、1960年代のアメリカでアール･ヌーヴォーのリバイバルが起こって以降、その豊かな装飾性、個性的な造形の再評価が進んでおり、新古典主義とモダニズムの架け橋と考えられるようになった。

19世紀末

ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動

ウィリアム・モリス
William Morris (1834-96), ”近代デザインの父”

モリスのページへ

アルフォンス・ミュシャ

アルフォンス・マリア・ミュシャ（Alfons Maria Mucha,1860- 1939） Wikipediaに「アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー。星、宝石、花などの様々な概念を女性の姿を用いて表現するスタイルと、華麗な曲線を多用したデザインが特徴」とある。

花がデザインに新鮮に再登場した時代・・・という印象です。写実的だった花のデザインが、更に単純化デザイン化がさらに進んだのが次の時代・・という印象。（あくまで印象）

グラスゴー派

モリスが先導したアーツ・アンド・クラフツ―イギリス・アメリカ

左の本、タイトルに出ているのはモリスですが、椅子はマッキントッシュのもの
アルフォンス・ミシャよりチャールズ・レニー・マッキントッシュ（1868年～1928年）が好みでした・・・・
Wikipedia19世紀末芸術家集団「4人組」

20世紀

アール・デコ

すぐわかる作家別アール・ヌーヴォー[アール・デコ]の美術

アール・デコの時代 (中公文庫)

クラシックホテル案内

Chrysler_Building_spire,_Manhattan,_by_Carol_Highsmith_(LOC_highsm.04444)

Chrysler Building detail, New YorkWikipedia（en.)
The art deco spire of the Chrysler Building in New York, built 1928–1930
外観はエジプトのスイレンに見えます

	新しく2007年刊 400以上の植物についてロシア語でのイメージ、意味、表象、エンブレム等を解説した事典。
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