異星人の身体全体は、主人公の言語学の第一人者以外には、「ヘプタポッド(七足)」部分しか見られなかったかのようだが・・非常に素晴らしい神聖な造形だった。 だいぶ後になるまでわからなかったが、彼女の娘(の記憶?)が、未来の存在だったというのは意外・・ 異星人は何をしに来たのか?・・なんとか意思疎通しようと、相手の言語=音声によらないロゴグラム(非線形文字 表語文字)を解明しようとしている最中にも、 娘が、ある人の利益が必ずしも他の誰かの損失にならないことをなんというかといったことを主人公に聞く記憶?が出現する‥ 「妥協」ではなく「ウィンウィン」でなくて・・その言葉は、「非ゼロ和ゲーム」だと娘が言う・・ また、未来の自分が過去(実は現在)の自分が中国の将軍に何をしたか、未来の自分に話す未来の将軍から教わる・・などなど、不思議な味わいであった。
知的なファーストコンタクトテーマ+時間SFでした。
ネビュラ賞 中長編小説部門 – Wikipedia
1999年 「あなたの人生の物語」”Story of Your Life”、テッド・チャン
わたしはかっては大のSF狂で 二重書棚いっぱい分早川や創元文庫を持っている
ローカス賞ヒューゴー賞中心にね
しかし・・今は、あまり読んでいない・・
ダン・シモンズ以後の作品を読むという楽しみができたかな・・!!