聖樹聖獣文様
解説によればオルペウス教の浮き彫り、ハドリアヌス朝117-118年の作
モデナ美術館:
イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州モデナ
ボローニャから列車で30分ほど行けるモデナにある
エステ家のコレクションを展示している美術館
(エステンセ美術館 18世紀に建てられたエステ家の総合博物館Palazzo dei Museiの中にある)
モデナの旅(20170607)
(2014k/modena.html)
ブレイクが描いた、ヨブの幻視した神の像(p12 fig.と同様、この神の足も、隅蹄である。
そして体はヘビに巻きつかれ、ヘビの首が神の頭の上にある。
神は、右手に雷霆を持ち、左手には使者の杖を持っている。
有翼の神であり、神が生まれる玉のからの中は、炎が燃えている。
むねにはらいおんのかめんが、そして神の左側からは雄ヒツジが、右側からはシカが頭をのぞかせている。
別名「アイオーン」ともいわれその場合は「年の神」である。
パネスの場合は、「光り輝く神」である。
パネスが、牧神パンと同様、山羊の足をしているのは、図像学的に見て興味深いことである。(p34キャンベル)
ジョゼフ・キャンベル「神話のイメージ」p12 fig.6
ヨブの幻視 ウィリアムブレイク
蛇に絡まれた神の脚は隅蹄
錬金術:卵と蛇は、創造的英知に巻きつかれた生命の永遠の胚をあら合わす
象徴:卵を割って出ることは二度目の誕生を表すことから、通過儀礼(成人式)を意味し、完成を表すリンゴと対立する
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