「海のエジプト展」(2009)公式カタログから引用させていただく. 「イシスの結び目」です。この展示では2つの王妃の像の「イシスの結び目」が記憶に残っています。 下に引用のふたつのうち、上の写真の像のものが目立っている。
*「イシスの結び目」については、⇒こちらのページ(護符チェト)で エジプト十字(アンク)の異形、knot of Isis「イシスの結び」(神の衣類を固定する結び)、としているのだが、このように実際に結んだ形で見るのは初めて。
*解説はこちらがよいだろうhttps://www.egyptianmyths.net/isisknot.htm(英文) *https://www.touregypt.net/featurestories/tyet.htm *画像検索(Wikipedia)
ここに書かれていることは、この像が欧州海洋考古学研究所が発掘した品々の中でも際立って美しい、プトレマイオス朝のギリシア・エジプト様式の彫像で、イシス女神と化したクレオパトラ3世(あるいはその母親)のものだろう、と。
左手にアンクを握っており、胸に「イシスの結び目」が見られる、とある。
こちらはトリノエジプト展のポスターの表紙にもなっている、
イビの石製人型棺の蓋 (末期王朝時代 前7世紀 テーベ西岸出土)
ジェド柱の置かれた下の部分に逆方向に描かれているアンク
公式カタログ(近藤次郎監修)で
ジェド柱について、
死者の体が永続するための護符であるジェド柱を持っている、
…としている。
⇒私のジェド柱のページはこちら
こちらはプタハ神のもつ笏(しゃく)Sceptre(アンク ジェド柱、ウアス杖を組み合わせた形をしている三重杖)ですが、カタログでは、簡単にこちらもジェド柱とされている。その意味は、 「プタハが手に持っているジェド柱は、オシリス神の脊椎からできたもので、 「耐える」という言葉を表し、天の支えを象徴している。 」とされている。
「台座正面には生命の象徴アンクと星の左右に、籠の上で腕を伸ばした鳥のタゲリが彫られている。これは『すべての人が生命を讃える』という意味を持ち、プタハ神が全人類によって信仰されていることを示している。」
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