唐草図鑑
円柱

「柱頭行者」

Simeon Stylites stepping down

me 円柱ページの締めくくりの一つに、「柱頭行者」 を。

柱頭行者とは - コトバンク

柱頭行者(ちゅうとうぎょうじゃ)とは - コトバンク
1本の柱の上で生活しながら苦行した独修士。柱の高さは決っておらず,ときには柱上に仮小屋がしつらえられることもあった。 食事は弟子によって供給された。
このような禁欲修行法は,その創始者大シメオン (5世紀) 以後,シリア,パレスチナ,メソポタミアに多く実行された。

その代表者は5世紀のダニエル,6世紀の小シメオン,10~11世紀のラザロスなど。彼らは苦行したばかりではなく,ときには慕い来る人々に布教活動を行なった。

世界大百科事典内の柱頭行者の言及

柱の上で単独で修行するキリスト教の修道士。5世紀から10世紀にかけて,シリア,メソポタミア,エジプト,ギリシアなどに現れた。最初の柱頭行者はシリアのシメオンSymeōn(390ころ‐459)で,通常の修行方法に飽きたらず,他人に妨げられぬようにと柱にのぼったという。この修行方法はたちまちひろまり,徳を慕って人々がまわりに集まるなどして,孤独な修行方法という本来の目的は失われた。隠修士【森安 達也】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版

Menologion of Basil 005

カラト・セマーン修道院
シリア北部,アレッポ近郊にある5世紀末の修道院シメオン修道院ともいう。現在は廃墟シリアの初期キリスト教建築中最も重要な遺構で現存最大。地上約15mのの上で30年以上もの間苦行(柱頭行者)をし,生前すでに信仰を生んだというシメオンSymeōn(390ころ‐459)を記念するため,その没後築かれた大規模な建物で,以後多くの巡礼者を集めた。

シメオン[柱頭行者]
St. Simeon Stylites

画像 https://www.pinterest.jp/

wikipedia

黄金の飾り板、シリア、6世紀

Plaque de Saint-Simeon (Louvre, Bj 2180)<

Ex-voto as a plaque of en:Simeon Stylites.
From the treasury of the church of Ma'aret in Noman in Syria. (シリアのノマンにあるマアレット教会の宝庫から。)
End of 6th century after J.-C.
Gilded silver. Height: 26.9 cm; width: 25.5 cm.
With a Greek inscription: With thanks to God and Saint-Simeon, I offered . (ギリシャ語の碑文:神とサンシメオンのおかげで)
Louvre museum (Paris, France).

蛇によって象徴された霊的な力が、その身を柱に巻きつけ、瞑想している柱行者シモンと出会ったさまがうかがえる。(『イメージの博物誌』5 霊・魂・体 p87図54)

meここで蛇が出てくるのが不思議であった・・
霊力と柱行者の出会い・・ 6世紀・・

Codex Bodmer 127 234r Detail
Illumination from the Passionary of Weissenau (Weißenauer Passionale); Fondation Bodmer, Coligny, Switzerland; Cod. Bodmer 127, fol. 234r
Luke the Stylites (Menologion of Basil II)
Lukas Stylites, Menologion Basileios' II.

me怪物関連書(まとめ)
「《驚異》の文化史」(オトラント大聖堂のモザイク他)
『ロマネスクの図像学 (教会の怪物)』、
『イタリア古寺巡礼』(アダムと動物)
『怪物ーイメージの解読 』
『奇想図譜』

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LastModified: 2020年

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