建築美術
建築の歴史
『世界の名建築ヒストリア』
ポーランド発の絵本、「世界の名建築ヒストリア」、楽しめます。
マグダレーナ・イェレンスカ (著), アカプルコスタジオ (イラスト), 佐々木申子 (訳)
日本語版デザイン:若井夏澄(エクスナレッジ 2021/8/14刊)
ポ-ランドの絵本

『世界の名建築ヒストリア』 のAmazonでの概要図ですが、こんな感じです。

目次が名建築
リストになりますが、本文にも写真は全くないので、
もう一冊、世界のベストセラー
『世界の建物辞典』 知のビジュアル百科
フィリップ・ウィルキンソン 日本語版監修 鈴木博之 (あすなろ書房 2005)も見ます…
「はじめに」で文明の発展は建築や工作物の歴史とかかわりがあり、「時代の流れとともに変化してきた建築様式と建築材料にまつわる話を建物とともにめぐっていく」と。
以下まずは、「ピラミッドやパルテノン神殿などの古代建築から、
中世、近代、そして現代の建築物まで
世界の102の名建築とともに、
建築の材料や様式の歴史を読みときます。」というワクワクの目次を以下引用します・・
目次のリスト
第1章 石
ギザの大ビラミッド、パルテノン神殿、カスティーヨ(ククルカンの神殿)、
万里の長城、ロンドン塔のホワイトタワー、カステル・デル・モンテ、
テンベリアウキオ教会、テルメ・ヴァルス、寧波博物館
国家歴史文化名城、寧波(ニンボー/ ねいは)の、「寧波博物館」は初めて知りました。
第2章
レンガ⋯⋯
ウルのジッグラト(エ・テメン・ニグル)、ジェータワナ・ラーマヤ、聖母マリア教会、
マルボルク城、ビュース・ファン・ベルラーへ、グルントヴィークス教会、
セイナッツァロ役場、ヨーロピアン・ハンザミュージアム、カチン博物館、
スイッチ・ハウス(テート・モダン新館)
第3章
コンクリート
コロッセオ、インガルスビル、ソーク研究所、
ロンシャンの礼拝堂(ノートルダム・デュ・オー礼拝堂)、シドニー・オベラハウス、
リスポン万博・ポルトガルパヴィリオン、イタリア国立21世紀美術館(MAXXI),
200年シピックセンター、モンテレイ大学R65センター
大阪関西万博開催中なので、リスポン万博・ポルトガルパヴィリオンというのに、なになにっと検索・・
第4章
ガラス
クリスタルバレス(水晶宮)、ファァグス靴型工場、ガラスの家、
ルーヴルビラミッド(ルーヴル美術館)。ライヒスターク(ドイツ連邦議会新議事堂),
神奈川工科大学KAIT工房、ザ・シャード、フォンダシオン ルイ・ヴィトン、
シュチェチン・フィルハーモニーホール
日本の神奈川工科大学KAIT工房というのが挙げられているのでびっくり→大学サイト
第5章
家
ファウススの家、ドムス・アウレア(黄金宮殿),シェドレンチン塔(騎士の塔)、
ツェレイの石造住宅、ストウヘッドハウス、カサ・バトリョ、トゥーゲントハット邸、
サヴォア邸,落水荘、マルセイユのユニテ・ダビタシオン、アルカ(方舟)
第6章
塔と高層ビル
マルウィヤ・ミナレット、ビサの斜塔、ホーム・インシュアランスビル、
ギャランティ・ビル、エッフェル塔、エンパイアステートビル、
トーレ・アグバール、CCTV(中国中央電視台本部ビル)、ブルジュ・ハリファ、
ワンワールドトレードセンター
第7章
橋
ポン・デュ・ガール、カレル橋、ハージュ橋、アイアンブリッジ、
ブルックリン橋、マウジツェ橋、ゴールデン・ゲート・ブリッジ、
青島膠州湾大橋、
張家界ガラス橋
第8章
アーチ⋯⋯
イシュタル門、セプティミウス・セウェルスの凱旋門、ホスローのイーワーン、
メスキータ(コルドバの聖マリア大聖堂)、ウェルズ大聖堂、エトワール凱旋門、
ブランデンブルク門、ゲートウェイ・アーチ、国立ローマ博物館、グランダルシュ
第9章
ドーム
パンテオン、岩のドーム、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、
サン・ピエトロ大聖堂、タージマハル、百周年記念ホール、
モントリオール万博アメリカ館、ミレニアム・ドーム
このモントリオール万博アメリカ館も、リスト見て一番になになにっと検索・・
第10章 集中式建築
ストーンヘンジ、ウェスタ神殿、アヤソフィア(ハギア・ソフィア大聖堂)、
サン・マルコ聖堂、テンピエット、ヴィラ・アルメリコ・カプラ(ラ・ロトンダ)、
ロイヤル・アルバート・ホール、グッゲンハイム美術館、
ブラジリア大聖堂、リボンチャペル
第11章
バシリカ
マクセンティウスのバシリカ、コンスタンティヌスのバシリカ、
旧サン・ピエトロ大聖堂、サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂、シャルトル大聖堂、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、ウィーン郵便貯金局
最後に挙げられているのだがこのあたりは、一番興味を惹かれ初めに訪れたといってよい名建築でした
・・
第12章 プリツカー賞
1979年創設で。この本で紹介された名建築のうち17名が受賞しているという人名が挙げられていました(安藤忠雄他)・・
・・

以上、名建築
リストになりましたが、とにかく写真は全くないので検索が必要です。(続く)
もう一冊
世界の建物事典
『世界の建物辞典』

(「知」のビジュアル百科15)
フィリップ・ウィルキンソン (著), 鈴木 博之 (監修)
このシリーズの全体を紹介する
→はてなblogで見ると、このシリーズよくお世話になってきたな、と。(図書利用)
あすなろ書房によれば、「対象:小学校高学年〜中学生」 とあるのだが、www
目次(「BOOK」データベースより)
建築物とは何か?
木で建てる
木造家屋
土とその使い方
レンガ造りの建物
石とその使い方
石を彫る
建物を建てる
木骨造家屋
屋根を支える〔ほか〕

まず興味深かったのは、
p19の
「石を彫る」のチューダー・ローズ
p27の「屋根を葺く」の
明朝の怪獣の列 紫禁城中和殿の屋根
エトルリアのテラコッタ(素焼き)製
アンテフィクサ(軒花いや軒鼻飾り)紀元前6世紀
明朝(14~17世紀)の皇宮を飾った黄色い瓦当(がとう)
AI による概要
北京市内で最も美しい宮殿 ...
紫禁城の中和殿の屋根は、つやのある黄色の瑠璃瓦で彩られています。この黄色は皇帝の権威を示す色であり、また屋根には火よけを意味する魚の形をした「旁吻(ほうふ)」や、伝説上の動物が屋根の端に配置される「走獣」といった装飾があります。
中国 故宮(こきゅう) 太和殿(たいわでん)の屋根 - NHK
全景が見られる。上の屋根にもあるのがわかる・・
公式サイトの故宮博物館では、土台からの「八大作」の詳細な作り方(土作、石作、瓦作・・・)
の動画があり、そのサイトとしてのパワーにもびっくり。
中国古代の王立建築の屋根神獣
非常に詳しいnote.「仙人騎獣」「垂獣」と小獣10匹の神獣の写真・寓意解説あり、
凄いですね・・・
中国の旅を計画中ですが、こちらにある
一人旅の案内を見ると、予約が必要なんですね。入場料60元。オフシーズンの11月~3月は入場料40元(1元は約22jp円)→
4travel.jp/travelogue/

(続く)
△ PageTop


First update 2025-09-29
,lastModified 2025-10-04
▲TOPへ戻る