ミズーリ州立大学のボタニカルガーデン1993よりとあり、
ハスは心皮が離生する、双子葉植物多心皮類「マンサク目」、スイレンはっそれより古い「古生草本目という説明
近年の被子植物のDNA分岐系統の研究から、スイレン科のグループは被子植物の主グループから早い時期に分岐したことがわかってきた。しかしハス科はそれと違って被子植物の主グループに近いとされ、ヤマモガシ目に入れられている。(Wikipedia)
分子系統学的研究によれば、スイレン科やハゴロモモ科は被子植物の中で最も原始的な群に属する。一方ハス科はスイレン科などとは系統が大きく異なりヤマモガシ目に属する。
「睡蓮は被子植物の誕生の初期に分化した「古草本群」に入り、蓮は比較的後に分化した「真性双子葉植物」に入る。この違いは花粉の形態によくあらわれています。蓮と睡蓮を花粉交配しても受精できない。」
※上と下は、蓮文化研究会のページよりの引用
1・蓮は花の中央に雌蕊が入っている花托があるが、睡蓮には花托がない。
2・蓮の花弁はふっくらして幅が広いが、睡蓮の花弁は細長く花弁の先端が鋭角的。
3.蓮の葉は丸いが、睡蓮の葉には深い切れ込みがある。
4.蓮の地下茎は食用のレンコンになるが、睡蓮にはレンコンができない。
5.青い睡蓮はあるが、青い蓮はまだ発見されていない。
夏、美しい花を咲かせる蓮はわずか4日間しか咲きません。 種子は花の中心の花托(花床)ででき、 花弁が散って熟すと、鉢の巣のような果托になって、水に落ちます。 固いからで守られた種子の芽は、次の春出るとは限らず、長い間泥の中で 眠っていることもあります。 いっぽう1年のうちに泥の中でどんどん成長した地下茎は、冬を過ごし、 春芽を出してまた花を咲かせます。
蓮の花の構造
藕糸(ぐうし)=蓮の茎や根の細い繊維。蓮の糸。
[葉の中央の荷鼻(かび)(へそ、中盤ともいう)から、葉脈が20本以上放射状に走っている。 表面には、わずか100分の1ミリの毛茸(乳状突起)が一面にあり、水をはじく仕組みになっています。 荷鼻は薄い膜で、葉の茎(葉柄)との通気口になっていて、激しく気体の交換をするので、水がたまると沸騰しているように見えます。」
睡蓮の葉の構造
ロータスの
「ロータスの美」
上の写真中央のハスの円柱上の
頭に蓮の飾りをつけている蓮の母神(女神)(ボストン美術館Museum of Fine Arts, Boston蔵の模刻)
インダス文明(紀元前20世紀)サーリ・デリー出土
ロータスランプ(模造):1900-05年頃、ティファニー作
睡蓮文テーブル(模造):1900年頃フランス
獅子柱頭(四獅子蓮華弁・模刻 前3世紀・インド)
ロータス文様の道
エジプトのハスの壁画・円柱
エジプトのハスの文物:ファイアンスのカバ(模造第12王朝メトロポリタン博物館収蔵)、
ロータスの上のツタンカーメン王(模造 第18王朝)
インドのハスの関連文物:蓮華の中のヤクシニー(模刻 前2世紀)等
アジアの仏教圏のハスの文物:ハスの花瓶等
日本のハスの文物:本草図譜(写真復元 江戸時代
国立国会図書館所蔵)、
木彫蓮華柄香炉(江戸時代)、
蓮華文鐙瓦(奈良時代、法隆寺より出土)等
これらの7つの壁龕の内容詳細は以前のページから
2011年
イメージ事典で読む蓮・スイレン
宮沢賢治の「涙ぐむ目花壇」のヒツジグサ