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男性が 葬儀で
『図説エジプト死者の書』に詳しい |
上記の図は、西村三郎『毛皮と人間の歴史』(紀伊國屋書店2003) にも挙げられている
図14 儀式中の古代エジプトの僧侶と貴族
第18王朝期 テーベの貴族の墳墓の壁画より
(p80)左端の貴人は、チュニックとひだの入ったゆったりしたスカートの上に、ヒョウの毛皮を左肩から腰にかけてまとっている。
その右の僧侶も同様だが、別の動物の毛皮らしい。
これに対して、右方のふたりの僧侶は、やはり種類は不詳だが、毛皮そのものを被っているようである。
なお、右端の僧侶は、壺に入れた薫香をくゆらせている。
エジプトでは前4500年ごろにはすでにアマ[亜麻]の繊維を使って布を織っていた。日常の着衣もほとんどが亜麻布から調整された腰衣やチュニュック、ケープなどであった。
西村三郎『毛皮と人間の歴史』P82 図15 古代エジプトでの皮なめし工房の光景
第18王朝貴族の墳墓壁画より
(p82)左端の職人は、なめし液(タンニン液)の入ったカメにヒョウ皮をつけているところ。右端の二人は、皮の裏側についている脂肪や組織をこそげ落としている。中央の二人は、なめした皮を整形しているところか?
職人たちは社会的に高く評価されていた
前3000年くらい前には、すでに、毛皮や皮革をなめす専門的な工房までできていた
なめし材として使ったとみられるアカシアの果莢(かきょう)が発見されている
植物タンニンの使用はその後ギリシア人や北欧人に伝えられてゆくであろう
アニのパピルスより 葬列 古代エジプトの葬儀の行事シーン
Facsimile of a vignette from the Book of the Dead of Ani.(大英博物館)
ツタンカーメンのミイラの口開けの儀式(ツタンカーメンの墓の壁画)
豹の毛皮を着ているのはアイ
Ay performing the Opening of the Mouth ceremony at Tutankhamun.
Wall painting from Tutankhamun's tomb (KV 62)
グリフィス研究所アーカイブ
ツタンカーメンの墓の発見
The Griffith Institute
Tutankhamun: Anatomy of an Excavation
The Howard Carter Archives
Photographs by Harry Burton
エジプトではまず喪主(後継者である長男)の着るものであったということだが、女性が着ている図はこちら(紀元前2600年ごろの王女やセシャトという文字と測量の女神)
tying up onions for an offering
タマネギを捧げものにする図
M.W.ブラックデンによるエジプト壁画模写
Blackden, Marcus Worsley (1864-1934)
※
(ベニ・ハサン考古学調査隊報告)
http://www.elfindog.sakura.ne.jp/benihasa.htm
センネジェムの墓@デール・エル・メディナ
センネジェムの木棺 カイロ・エジプト博物館蔵
ネフェルタリ王妃(ラムセスの正妃)の墓
(王妃墓-QV66第19王朝)
1904年にエルネスト・スキャパレッリによって発掘された
エジプトはここまでとして、次にギリシアであるが・・
Youth with a spear, a petasos and a leopard skin over his arm (a hunter?).
Tondo of an Attic red-figure kylix, ca. 490 BC. From Vulci.
紀元前5世紀ウルチのアッティカ赤絵式キュリックス
ぺタソスを被り槍を持ち、レオパードの皮を腕にかけている
ディオニュソスと豹ですね
有名な画像は
WEB検索 マケドニアのぺラPellaのモザイク(床 現存)
豹に乗るディオニュソス図
https://www.ozawa-katsuhiko.com/1sekai-isan/alexander/
(M.ピエートル「初めに神話ありき」
p96孫引き
by動物シンボル事典 p300
後代は
動物の皮(毛皮)を着るということ、それが、ステータスシンボルになっていく・・
毛皮をとるために動物を絶滅させてきた暗黒の時代もあったわけである・・
「斑紋皮」毛皮文
このほかに、中世において、「豹には芳香がある」という話、中世の絵画の中の豹
中世の人々はパンサー(ヒョウの女性的側面?)をキリストのシンボルとした
ヒョウの芳香:中世の動物誌
ツタンカーメン(山岸 凉子 (著) 解説は荒俣宏)
アトンの娘―ツタンカーメンの妻の物語
豹文ってひょっとしてアニマル柄!?・・困ったことに、検索では大量にありました・・(大阪のおばちゃん好みというシロモノで)・・現代ファションの世界