聖樹聖獣文様
古代神話図像
V.カルタ―リ
この「16~17世紀にかけて、圧倒的な支持をもって迎えられた神話概説書」で、(古代の神々のイメージを見ておきます。
V.カルタ―リ『西欧古代神話図像大鑑』古人たちの神々の姿について(1647版)から。大橋善之氏訳 原書房2012
(※訳書の続編あり)
今までのつまみ読みの個所は以下の6ページがありましたが、ついで、目次読書をしたいと思います。(20200527)
https://karakusamon.com/2019k/kaibutu_image.html
第2節:『賢明』の寓意像の原型になったと思われる二つの顔を持つ古代ローマの神 ヤヌスについて。 (p172-178). 7 ヤヌス ヴィンチェンツォ・カルタ―リ『古代の神々の 真実の新しき姿について』より1571 ...
https://www.karakusamon.com/2014k/yanusu.html
... に顔を持つ双面神としてイメ越されるが、今日では、内面的に分裂した存在や両義的 に解釈できるもの、プラス・マイナスの両面を持つ行動や物事のシンボルとなっている。 人間の姿で二元原理を表すなヤヌス. V.カルタ―リ『古代の神々のイメージ』(1647版)※ .
https://www.karakusamon.com/2014k/melusina.html
一方 『世界シンボル事典』(ハンス・ビーダーマン著 (オーストリア人)原著1988刊)では 、水の精の項(p413‐415)に「メルジーネ」「ニンフ」「スキュラ」で、(V・カルタ―リから など計4図). もうひとつ、フランスの『動物シンボル事典』(ジャン・ポール・クレベール著 ...
https://karakusamon.com/2019k/bunken_image.html
2019年10月26日 ... ヴィンチェンツィオ・カルタ―リ『古代の神々の真実の新しき姿について』(1571年) 『西欧 古代神話図像大鑑―全訳『古人たちの神々の姿について』 原書房2012 ※ジェイムズ・ ホール『美術解読事典』河出書房新社アンドレ・シャステル Andr´e ...
https://www.karakusamon.com/greece/typhon.html
2017年6月13日 ... ヴィンチェンツォ・カルタ―リ Vincenzo Cartari(16世紀)『古典神像図』に影響した。 ちなみに、この『世界神話大辞典』において、ピュトンの名が出てくるのはここだけである 。『動物シンボル事典』には、図もあり2ページを割いているのだが→下へ.
https://karakusamon.com/zusyo/panofsky_sikaku.html
2019年11月12日 ... 16世紀後半にいたって初めて、ジョヴァンニ・ストラダーノが、明らかに真の古代後期の 適齢に寄っり、我々の怪物に、その ... ルネサンス美術において、セラピスの連れとして 現れるのはヴィンチェンツォ・カルタリの《古代の神々の像》(1571年 ...
目次
V.カルタ―リ『西欧古代神話図像大鑑』
序
(p13-44 )
Ⅰ サトゥルヌス
(p45-72)
Ⅱ アポロン、ポイボス、太陽
(p73-130)
Ⅲ ディアーナ
(p131-166)
Ⅳ ユピテル
(p167-217)
Ⅴ ユーノー
(p117-240)
Ⅵ 大地母神
(p251-292)
Ⅶ ネプトゥーヌス
(p293-330)
Ⅷ プルトーン
(p331-374)
Ⅸ メルクリウス
(p375-424)
Ⅹ ミネルヴァ
(p425-486)
Ⅺ バッカス
(p487-536)
Ⅻ フォルトゥナ
(p537-576)
ⅩⅢ クピド
(p577-612)
ⅩⅣ ヴェヌス
(p613-642)
ⅩⅤ グラティアたち
(p643-656)
解題 訳者あとがき 索引
個々の見直しはこれからですが、このところ、セイレーン(まとめ)を見てきたので、まず、「Ⅶ ネプトゥ―ヌス」からみたい。(以下に続く20200527)
Ⅶ ネプトゥ―ヌス
Tav.35
「海の女神セイレーンたち―パルテノペ―、レウコテア、リュキア」
上は、章の頭の7図7ページの初め。
文中には12図あり。
各個別の川の神や、今まで未見の
「エウリュノメ―」の図(2図)が目に入りました。→
(ネプトゥーヌス)
(註)三兄弟:ユピテル、プルトーン、ネプトウゥーヌスの三兄弟?ネプトゥーヌス、ポセイドン、オケアノスを海の三神としたものか?
海の神グラウコスの姿。その色と泡で海及び牡蠣に
長寿を誇る魚たちを含意するだけでなく、水の個性の諸機能をあらわしている。
(p303図)
グラウコス
三叉の意味(ウィロストラトスによると)
トリトン
海人達
ネーレイス
ガラティア
トリトンたち
海の女神たちセイレーン、パルテノペー、レウコテア、リュキアの姿。川神アルケローオスと
ムーサ・カリオペの娘たちで、いずれも追従や甘言で蠱惑する妖婦たちであり、
岩礁を意味しているとか讃嘆あるいは阿諛する者たちであると言う者もある。
(p307図)
セイレーンたち
スキュラの姿。これは詩人たちがシチリアの岩礁を指して
恐ろしい海の怪物と言ったもので、航海者たちが被る危難、
岩礁、暗礁、海賊その他の数知れぬ深刻で致命的な悪運をあらわしている。
(p308図)
スキュラ
ネプトゥーヌスという礎台
エノシクトン
オケアノス
プロテウス
プロテウスがさまざまな形を採る理由
海獣たちの牧者
枢要な風の数々
ボレアス(ストラボンによれば)
ノトス
フロラ
ゼフュロス
フィウミ(河神たち)
イナコス
テベレ
ポー川
アーキス川
アケローオス(オウィディウスの書)
豊饒の角(ディオドロスによれば)
ヴェルトゥムヌス
怪物(まとめ)
「《驚異》の文化史」(オトラント大聖堂のモザイク他)
『ロマネスクの図像学 (教会の怪物)』、
『イタリア古寺巡礼』(アダムと動物)、
『怪物ーイメージの解読 』、
『奇想図譜』
▲TOPへ戻る
LastModified:
2020年
…