馬杉著『ロマネスクの美術』掲載の古寺を検索したものをまとめてみた。ネットで、
古寺巡りにいそしむロマネスク美術愛好家たちのエネルギーに驚きました。
しかし同時に、私自身は奥深いフランスの片田舎を、古寺を求めて長時間さまようようなことは、時間的にも経済的にも、ほぼあるまいと感じた。
この著作の内容は面白い。この本を読んで興味を持って一つだけ、いや一地方だけ行くとしたら、どこだろうか、などと思いながら、一応古寺索引を・・・
サン・ピエール教会(モワサックMoissac)
ロマネスク様式彫刻の傑作とされる12世紀の門をもつ
■回廊はUNESCO世界遺産フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の1つとして登録されている(Wikipedia)
サン・ピエール教会(モザMoissac)
何世紀にもわたる「ロイヤル·アビー」(フランス王の保護の下にある教会)、 1095~1790クリュニーの修道院 (fr.Wikipedia)
mosac.htmlサン・マルタン・ド・フノラール教会 L'eglise Saint Martin de Fenollar
« St.Martin 1 » par Hawobo at de.wikipedia — Photographie personnelle (Description d’origine : « selbst fotografiert »)
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サン・トロフィーム教会 (Cathédrale Saint-Trophime d'Arles)
"ARLES" by Piexv - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via Wikimedia Commons.
言及:francais_provence.html(美学から)
サンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
(Santiago de Compostela) https://muso.to/sanntyago.htm
言及:francais.html(美学から) ※
どこへ行くか、であるが、こんな感じ?
一人で行くなら、それはアルルであるということにしておこう・・あるいはパリの建築・文化財博物館と
パリから1時間日帰り可のシャルトルを置いて、以下割愛で・・(--〆)
建築・文化財博物館 : [Cite de l'architecture et du patrimoine)「フランス各地にある12世紀から18世紀の歴史的建造物の実物大複製(鋳型による造形でムラージュと呼ばれます)を壁に並べて展示しています。」2007年9月オープン
ところで、とにかく、「古寺」とくると「巡礼」と続くことが多い。
逆に、 巡礼というと、どうしてもキリスト教よりイスラム教「メッカへ」というイメージなのだが
平凡社百科事典によると、
9世紀,サンチアゴ・デ・コンポステラで使徒大ヤコブの墓所が発見されたという報知は,ヤコブのスペイン伝道の伝説とともに西欧に流布した。ただちに巡礼者が集まり始め,とくに 12 世紀以降,巨大な霊場となった。
大修道院クリュニーは巡礼路に沿って分院や救護所を開設し間接的ながら巡礼路を管掌したが,これは同時に兵員や入植者を半島に供給する事業でもあった。
ヤコブ信仰はカール大帝伝説と絡んで成長し,そのなかで文献学史上しばしば問題になった《テュルパン年代記》も成立したし,ロマネスク美術も巡礼路上に展開開花したので,サンチアゴへの道は中世文化史と関係が深い。
(以前の巡礼についてのページはこちら・・)