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「伝説の生物」のまとめ

Gessners Schlangenbuch-Drache

me怪物について、wikipedia見てみると「伝説の生物」というカテゴリーにいろいろ挙げられている。
網羅的なのはすごいが、整理が必要だ。ルゴフは、ユニコーンメリジューヌ の2つに絞っている。 なるほど。
しかし、それで済まないので、このカテゴリーをざっと見てみる。(20200420閲覧)

wikipediaカテゴリーから

Category:ヨーロッパの伝説の生物 (ヨーロッパにおける、神話・伝説の生き物に関するカテゴリ)を見る。
※リストの強調・赤字はこちらの関心(龍・蛇)による

アクリス
狼男
オドントティラヌス
ガーゴイル
吸血鬼
クラーケン
グリフォン
グレンデル
スプライト (伝説の生物)
ダンピール
ドラゴン
バーゲスト
フェニックス
プット
ホムンクルス
マンティコア
ミルメコレオ
ユニコーン
レプス・コルヌトゥス

そのCategory:ヨーロッパの伝説の生物下位カテゴリー
Category:「ギリシア神話の生物」 59 を見ると

アエロー
アマルテイア
アルゴス
アレイオーン
エウリュアレー
エキドナ
エリュマントスの猪
エンプーサ
オーキュペテー
オルトロス
カムペー
カリカンジャロス
カリュドーンの猪
カリュブディス
キマイラ
金羊毛
クサントス (ギリシア神話)
グライアイ
クレータの牡牛
ケイローン
ケートス
ケライノー
ケリュネイアの鹿
ケルベロス
ゴルゴーン
サテュロス
シーレーノス
スキュラ
ステュムパーリデスの鳥
ステンノー
スフィンクス
セイレーン
ダイモーン
ディオメーデースの人喰い馬
テウメーッソスの狐
テルキーネス
テルクシノエー デルピュネー
ネメアーの獅子
パイア
ハルピュイア
パーン (ギリシア神話)
ヒッペー
ヒッポカムポス
ヒュドラー
ピュートーン
フォーン
ペーガソス
ペーダソス
ポダルゲー
マイラ (ギリシア神話)
マルシュアース
ミーノータウロス
メドゥーサ
モルモー
ライラプス
ラードーン
ラミアー
ラムポス

もう一つ、Category:ヨーロッパの伝説の生物下位カテゴリー「Category:中世の伝説の生物」 16

アスピドケロン
エアレー
オーガ
カラドリウス
グリーンマン
コカトリス
熊のジャン
スキアポデス
ティターニア
バイコーン
バロメッツ
ビショップ・フィッシュ
ブレムミュアエ
ミルメコレオ
メリュジーヌ
ユニコーン

更にもう一つ、Category:ヨーロッパの伝説の生物下位カテゴリー
Category:フランスの伝説の生物

アララーの竜
ヴイーヴル
ガルグイユ (竜)
ジェヴォーダンの獣
熊のジャン
ペルーダ
メリュジーヌ

他にも、「Category:ヨーロッパの伝説の生物」には下位カテゴリーはあるが、以下までとする。
Category:ゲルマンの伝説の生物 13

エルフ
グリンディロー
グーロ
トロール
ドワーフ
ノッケンハミンギャ
ファイアー・ドレイク
フィルギャ
フルドラ
ミズガルズ蛇
ヨルムンガンド
リントヴルム

さらにそのゲルマンの伝説の生物には、以下の下位カテゴリーがあった。
イギリスの伝説の生物 22他
北欧神話の生物 36他

me他に、Wikipediaの項目としては、「 伝説の生物一覧」があった・・・
目次 をみておきます。大体3区分で、東西の他に聖書関係としている。
イメージ事典にはキリスト教関連に絞った(とする)ものもあり、妥当なので、別にページを改めたい。⇒「キリスト教神話伝説の生き物」へ。

1 ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアやアフリカ
1.1 ドラゴン(竜、ドレイク) 1.2 幻獣 1.3 複数の動物が合成(投影)されているもの 1.4 魔物や魔獣 1.5 獣人や亜人 1.6 巨人(ジャイアント) 1.7 アンデッド 1.8 神族 1.9 妖精や精霊 1.9.1 四大精霊
2 中東や聖書
2.1 巨大な怪物 2.2 聖獣 2.3 魔神、悪霊や精霊 2.4 獣頭人身の神 2.5 天使(エンジェル) 2.6 悪魔(デビル、デーモン)
3 東アジアや東南アジア
3.1 八部衆 3.1.1 アスラ 3.1.2 ナーガ 3.1.3 ヤシャ 3.2 五竜や四神 3.3 四霊 3.4 四凶 3.5 四罪 3.6 竜生九子 3.7 瑞獣 3.8 半人半獣の神 3.9 人型妖怪・精霊 3.9.1 鬼 3.9.2 巨人型妖怪や神 3.10 動物型妖怪・精霊 3.11 植物型妖怪・精霊 3.12 動植物の変化 3.12.1 動物の変化 3.12.2 植物の変化 3.13 器物型妖怪・精霊(付喪神) 3.14 死体型妖怪・精霊 3.15 首の妖怪・精霊 3.16 自然現象・分類不明の妖怪・精霊 3.17 幽霊
4 関連項目

me ここまでざっとみて、中世ヨーロッパの空想動物の代表としてルゴフがユニコーンとメリュジーヌを挙げたのは、理にかなっているとも考えたが、メリュジーヌの図像については、ハルピュイアあるいは二尾のセイレーンなどと混同しているものも見かけた。
この生物は鳥型なのか魚型なのか、ということになるが、いや、私が初めに直観で二分類していた、 龍(蛇)と獅子の分類では、龍の方にに関連した存在だ。

また、ユニコーンであるが、クリュニー美術館の『貴婦人と一角獣』:ユニコーンを連れた貴婦人連作は実は獅子も連れているということ。

また、ユニコーンとメリュジーヌの共通項とは「水」
であった。しかしそれは原初的生存に関わるものとしてではなく、土地(領地)と城に関わるもので、ルゴフの思想、中世からのヨーロッパの在り方の善悪を表象するものであった。
ルゴフの中世イマジネールの研究

me次は、wikipediaのカテゴリー「キリスト教神話伝説の生き物」と、マンフレート・ルルカーの『聖書象徴事典』
(⇒植物項目目次読書はこちら)、
ゲルト・ハインツ・モアの『西洋シンボル事典–キリスト教美術の記号とシンボル–』を見ることにしたい。⇒「キリスト教神話伝説の生き物」

怪物関連書(まとめ)
「《驚異》の文化史」(オトラント大聖堂のモザイク他)
『ロマネスクの図像学 (教会の怪物)』、
『イタリア古寺巡礼』(アダムと動物)
『怪物ーイメージの解読 』
『奇想図譜』

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LastModified: 2020年

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山中 由里子 (編), 国立民族学博物館 (監修) 河出書房新社 (2019/9/4)
ヨーロッパ中世の想像界
池上 俊一 (著) 名古屋大学出版会 (2020/3/5)


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  1. ギリシアの空想動物
  2. ユニコーン
  3. 動物シンボル
  4. 研究ページまとめ