更新挨拶2013年
2013-12-06
クリスマスの文化の展示中。聖母のユリとアドベントクランツ
クリスマスは生命の木の季節(クリスマスツリー)
今は、別の物件で手いっぱいで、中野美代子さんの「
中国の妖怪 (岩波新書) 」なども積読ですが、2月から再開予定。
2013-09-22
白川静の初期の一般書
漢字百話 (中公新書 )(著作集の一巻目に岩波新書の「漢字」と共に入れられている)に、
リーグル〔美術様式論]の話があった。
「神話書記法」というタイトルで、p7
「半坡土器には人面魚身や魚・鳥をモチーフとする図像が多くみられ、また文様としては幾何文様が支配的である」「この人面魚身の図像は、古代王朝夏の始祖神である禹の神像の原形であろう」
「リーグルの古典的な解釈によると、これらの幾何文様は、動物の図像などの幾何学的形式化から生じたものとされているが、半坡土器においては、神像から幾何文様への移行の跡をたどることができるように思われる。これらの幾何学的な線の結合は、彼らの最初の芸術的創造であり、その世界観の様式的表現であった。」
2013-09-05
2013-08-04
王という漢字の字源が、鉞の刃だというのは知っていたのだが、それが首を切るためのもので、
「処刑に用い鉞(まさかり)の象形であり、
裁判権をもつ王を象徴する」という説明は初めて読んだ。(『
甲骨文字の読み方 (講談社現代新書) 』落合淳思さんは1974年生で立命館大学)
白川静は「大きなエツ(鉞)の刃部を下にしておくかたち、王位を示す儀器として玉座の前に置いて儀礼用の鉞」・・「権威の象徴」
説文では、王と往の畳韻をもって訓し、「天地人の三才を参通する(統摂)は王なり」
2013-07-21
それにしても胃潰瘍なんかで死なねばならなかった漱石はもったいないですが、・・
古井由吉さんの著書「
漱石の漢詩を読む 」での引用からから吐血を詠んだ漢詩を一つ
淋漓たる絳血 腹中の文
(りんりたるこうけつ ふくちゅうのぶん)
嘔いて黄昏を照らして 綺文を漾わす
(はいてこうこんをてらして きもんをただよわす)
夜に入りて空しく疑う 身は是れ骨かと
(よにいりて むなしくうたがう みはこれほねかと)
臥床 石の如く 寒雲を夢む
(がしょう いしのごとく かんうんをゆめむ
文=本来の意味は綾、模様、飾り、更に形、形象を指す
しかし、雑多な混乱したもののことをいうのではない。秩序ある形です。
古井由吉「漱石の漢詩を読む」p59(岩波書店2008)
面白いことに、古代ギリシア語の方の、近代語にもあるコスモスという語と、類似している。コスモスも、やはり、綾、模様のことであり、それから秩序のことをいう。
2013-07-14
夏
ですね・・
夏という字と憂いという字は似ているな・・と思いましてみたところ、白川静によれば
夏・・舞楽用の冠をつけ、両そでを振り、足を前に挙げて踊る人の形
憂・・上は頭に布をつけた形(この場合喪章〕、下は後ろ向きの足あとの形
なので、方向逆ですけどね
嘆きのヘアバンド(鉢巻)というのは、エジプト、ギリシアと同じです!!
・・興味深いですね 。まだいま少し中国古代を放浪です・・
2013-07-01
展示のため、更新できませんでしたが、ボストン美術館展だけは、終了前の6月14日に見に行っています。
2013-03-27
オリエントの文様図版をチェックしていたのが、ようやくほぼ終えられた。・・ウルクの大壺、シュメールの境界石、カフタン
2013-02-24
モロッコ土産のデーツ(※ナツメヤシの実、アラビア語では「タマル」、
栄養豊富)を戴きました⇒メソポタミアの「生命の木」ですが・・
ちょうど、
前3千年期の古代メソポタミアを見ています・・
2013-02-17
ここで、メソポタミアの図像を見ていました。一度読んだ後は引用で読むくらいなのに、今さらギルガメッシュ?みたいな気分でいましたが、・・・蠍人間が気にかかる。・・
中田一郎さんの『
メソポタミア文明入門 (岩波ジュニア新書) 』はさすがなおまとめで、巻末には詳しくみたいならこれ、という本も挙げられていて、お薦め。(2007年3月刊)・・以上を初ツィ―トしてみました・・・
2013-01-20
聖獣文様の方,サービスの終わった解析タグを外す仕事が残っていました。併せて、
国ごとにまとめもしておきます。
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