「オリエントの文様」概観
唐草の文化史
植物・動物・幾何
最近のWikimediaのめざす「全人類の知の総和を誰もが自由に共有できる世界 」・・イメージ研究にはありがたいことです。改めて参照しながら
「オリエントの文様」にとりあげられているいくつかの図版を見てみたいと思う。
世界の文様シリーズ全5巻(1992年小学館刊)の
2巻目の「オリエントの文様」であるが、この本には、
文様の原点ともいえるオリエントの装飾芸術を、
植物(実在植物・アラベスクなどの唐草文様他)
動物(想像獣・実在獣・想像鳥・実在鳥・人物他)
幾何(器物・抽象を含む)のジャンルに分類し
320点強収容した、とある。
最上級の遺物です・・・!チェック開始します・・
「オリエントの文様」の図版
3つに分けられているものの文様名を概観してみると・・・
植物
図版 概観 図1~
ロータス文様
パルメット文様
植物樹皮文様
花文様
円花文様
ロゼット文様
メダイヨン文様
オリーブ立木文様
花唐草文様
葡萄唐草文様
唐草文様
渦唐草文様
花菱繋唐草文様
花菱唐草文様
パルメット唐草文様
小花文様
果樹立木文様
花立木文様
壺花文様
柘榴文様
果実文様
花卉菱繋文様
花立涌文様
チューリップ形花葉唐草文様
牡丹花唐草文様
ジャスミン唐草文様
➡オリエントの植物文様図版
まずこのロータス文様に始まっていましたが、最後の30ほどは「THE唐草文様」でした。
以下はこちらへ・・・
1. 金製七宝帯飾
ロータス文様 前1450年ごろ 金工 エジプト テーベ出土(第18王朝)
オランダ国立ライデン古代博物館
△PageTop
動物
図129~218
動物唐草文様
想像獣文様
山羊文様
シームルグ文様
ペガサス文様
獅子文様
花鳥文様
ネコ科動物文様
動物文様
ヤギ文様
尾長鳥文様
鳥文様
双頭鷲文様
ハヤブサ文様
クジャク文様
イルカ文様
群魚文様
魚文様
コブラ文様
スカラブ(ベ?)文様
獅子狩文様
神像文様
奏楽人物文様
騎馬人物文様
目文様
手文様
グリフィン文様
獅子狩図文様
動物闘争文様
ウマ文様
ウシ文様
ウサギ文様
翼文様
ワシ文様
魚藻文様
タコ文様
貝文様
ヘビ文様
狩猟文様
人物文様
鳥人文様
顔文様
➡オリエントの動物文様図版
ここに繋げて、ほとんどが古代オリエント博物館蔵の印章の文様も紹介されている。
印章 図219~273
幾何文様
闘争文様
有角獣文様
円花文様
シカ文様
人物(王侯)文様
井桁文様
紋章文様
眼文様
獅子、鳥文様
菱繋文様
魚、植物文様
双頭の怪人文様
144.彩文土器杯 前4000年紀前半 イラン スーサ出土
パリ ルーブル美術館蔵
絨毯(16世紀のイラン製)の「動物唐草文様」に始まっていました。
幾何
図238~310
幾何文様
斜縞文様
輪繋横縞文様
同心円文様
横縞文様
山形文様
格子文様
卍繋文様
メアンダー文様
亀甲繋文様
亀甲文様
曲線格子文様
七宝繋文様
ギローシュ文様
円文様
抽象文様
市松文様
波文様
波形文様
曲線格子文様
曲線繋文様
渦巻文様
円文様
擬文字文様
➡オリエントの幾何文様図版
コーランの収納箱の幾何文様(17世紀トルコ製)に始まっていました。
以下はこちらへ・・・
ここに繋げて、イスラムの文字が紹介されています図311~322
「THE唐草文様」以下はこちらへ
内訳は
オリエントの植物文様図版(128)約40%
オリエントの動物文様図版(109)約35%
オリエントの幾何文様図版(85)約25%
紀元前3000年以前のオリエントの文物
▲TOPへ戻る